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ブロックチェーンビジネスを4名のプロフェッショナルチームが支援!〜慢性的な人材不足による事業停滞の危機を回避〜

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ブロックチェーンビジネスを4名のプロフェッショナルチームが支援!〜慢性的な人材不足による事業停滞の危機を回避〜

ブロックチェーンをはじめとする新技術を活用し、プロダクトやサービスの開発を手掛けるIFA株式会社。次世代型銀行を含む「AIre(アイレ)」シリーズの開発・運営など革新的な事業を展開している。しかし、先端的な事業であるがゆえに同分野に知見のある人材の確保が困難を極めていた。

ブロックチェーンはもとより、AIや金融においても知見の深さが求められることからプロフェッショナルの活用を検討。サーキュレーションのコンサルタントとの複数回にわたる面談を経て、技術戦略、技術支援、WEBマーケティング、広報ブランディングの各分野のプロフェッショナル4名のプロ人材を導入した。早くから外部のプロ人材活用に前向きだったと語るのは、取締役CMOの大坂亮平氏。詳しい話を伺った。

未成熟なマーケット&テクノロジーの難解さにより人材確保が困難な状況に直面

ブロックチェーンビジネスのマーケットは、ポテンシャルに不足はありませんが、現状は未成熟でマネタイズが難しい領域です。そのため、人材確保が難しいというのが現状。また、そもそもブロックチェーンの仕組みが難解で、さらにIT全般やAI、金融まで幅広い知見を持つ人材となると採用のハードルはますます高くなります。転職サイトやスカウトサービスに依頼したこともありましたが、適した人材が見つからず、面談にも至りませんでした。とはいえ、人材不足は事業の停滞を招きかねない深刻な状況だと捉えていました。急拡大のフェーズにあるためあらゆるポジションが足りず、何とか人材を確保して業務を補完する必要がありました。私もマルチタスクで高負荷状態が続いていましたし、マッチングさえうまくいけば1秒でも早く採用したいと考えていました。

サーキュレーションのコンサルタントによる課題の深堀により必要な知見が明確に

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採用そのものが大きなハードルだったので、外部の知見を活用することには最初から前向きでした。週1回でもいいので、スポットでプロフェッショナルの方に支援してもらえるのは、とてもいい仕組みだと考えていました。ただ、最初は外部プロフェッショナルを活用したいと思っても、なかなかスムーズにいきませんでした。社内で外部プロ人材を活用するメリットを説明していくにつれ、段々と外部のプロ人材を活用する事を前向きに捉えてくれるようになりました。

サーキュレーションを使うことを決めたのは、コンサルタントの櫻井力也さんが非常に誠実で優秀な方だったからです。同業他社とも打ち合わせをして提案も受けたのですが、なかなかこれという人には出会えませんでした。ビジネスモデルがあまりに難しかったのか、何度かやり取りをするうちに連絡が途絶えてしまうことも。ただ、類似の企業もないですし、情報も乏しいので仕方ないと諦めていました。

そうした中、櫻井さんは何度も打ち合わせに足を運んでくださり、我々のビジョンや事業の内容を理解しようと食い下がってくれました。深いところまで把握しようという姿勢が伝わりましたし、私としてもサーキュレーションにならお任せできそうだと確信を持つことができました。

実際に、ご提案いただいたプロフェッショナルも求めていた知見を持つ人材そのもの。櫻井さんのコンサルティングを経て、最適な提案を受けられたことが導入の決め手になりました。

会社の発展を支えるコア事業を担うプロフェッショナル4名

<鈴木 理氏:技術戦略及び事業開発>

営業戦略をはじめ長期のサービス開発にかかる戦略設計を担当していただいております。外資系コンサルティング会社で経験を積まれ、ブロックチェーンの領域にも精通。現在、ソリューション型のプロダクトを手掛けてもらっており、事業開発の柱のような存在です。また、地方銀行へのソリューションを資料にまとめる業務や営業同行もお願いしています。

<高木 知博氏:人工知能を活用した技術支援>

情報工学専門の大学教授で、コアな技術開発の支援をお願いしています。すでに商用化されている技術ではなく、より先の未来に役立つ未構築の技術を開発するため、アカデミックな立ち位置で協力していただいております。高木さんの支援により次世代型データベースの開発も進んでいます。

また、高木さんの魅力は、機械学習やAIの知識だけではなく、そのデータを生かしたマーケティングに長けているところです。現実的な着地も考えながら開発を進めてくださり、ビジネスのバランス感覚をお持ちなのは大変助かります。

コア技術開発の外部プロフェッショナルはさすがに難しいだろうと考えていましたが、櫻井さんが2週間ほどリサーチして見つけ出してくれました。ビジネスフィールドだけではなく、アカデミックな領域のプロフェッショナルまでカバーされていることに驚きました。

<志賀祥子氏:広報ブランディング>

プレスリリースや制作物に関する添削など、全社広報及びブランディングに関するアドバイザリーをお願いしています。現在、ブロックチェーンや仮想通貨の業界はルールが法制化されておらず、ガイドラインもない状態なので、広報活動には規制が多々あります。そうした背景を理解し、うまく調整できそうな経験値の高さを評価して依頼しました。

<Y.Y.氏:Webマーケティング>

オウンドメディア「AIre VOICE」のWebマーケティング施策立案をお願いしています。SEO対策やターゲットの選定などをメインに依頼。「AIre VOICE」は、ブロックチェーンの初心者から上級者まで分かりやすく楽しめるメディアとしてローンチしましたが、前例もなかったため当初は課題も多い状況でした。Yさんにはその課題を具体的に伝えて、解決策をご提案いただいてます。

鈴木 理 氏:ブロックチェーン技術やAIを活用した新規ビジネス創造のプロ

SEとして、通信キャリア・金融機関に対するシステム開発及びITコンサルティングを経験。
その後、コンサルタントに金融機関を中心に戦略策定・ITガバナンス・システム統合プロジェクトを経験。
事業会社を経て独立し、ブロックチェーン技術を活用した新規ビジネス創造のコンサルティング、 AIセミナーの企画・運営に従事する。地域金融研究所主任研究員として、金融デジタライゼーションの推進に取組む。

高木 友博 氏:明治大学理工学部情報科学科 教授

計算型人工知能の世界屈指の権威であると同時にマーケティングに精通。デジタルマーケティング全体の高度AI化に関する先端的研究を行いつつ、顧問として多くの企業で技術戦略、事業戦略、実プロダクト開発にも携わっている。カリフルニア大学バークレー校コンピュータサイエンス学科客員研究員、松下電器産業、日本学術振興会プログラムオフィサーなどを経て現任。工学博士。

志賀 祥子 氏:「企業のらしさを引き出し確立する」ことを得意とする経歴10年以上の熟練広報

新卒で大手金融機関を経て、大手上場企業にて4年間社長秘書と広報を兼任。
その後、スタートアップ・ベンチャー企業を中心に数社の広報責任者として現場での経験を重ね、ゼロからの広報部門の立ち上げや再構築、認知獲得に効果的なメディア露出に成功。
経営戦略に基づいた広報戦略立案、コーポレートブランディング、ステークホルダー別の施策立案、効果的なメディアアプローチのための企画・提案力を得意とし、2015年に広報コンサルタントとして独立。
スタートアップ・ベンチャー企業の広報活動に必要な「戦略立案から現場まで一気通貫」して対応できる経験・スキルを強みに、累計30社以上の支援実績。
2019年に「企業のらしさを引き出し確立する」ことを得意とする企業広報支援の会社、株式会社MaVieを設立。

プロフェッショナルのチームビルディングへのコンサルタントの貢献を評価

プロフェッショナル4名のパフォーマンスには、とても満足しています。サーキュレーションに依頼したおかげで、優先的に解決するべき課題に対処してもらえるプロの知見を得ることができました。4名には期待通りに活躍していただいているので、次に取り組むべき課題も見えてきて事業が前進していることが感じられます。ちなみに、サーキュレーションのサービスの費用についてですが、転職サイトやスカウトサービスなどにかける採用コストや工数、社員として雇用した場合に支払う給与と比較しても安いと思っています。また、現在は私がプロフェッショナルの方々と直接やり取りしていますが、導入初期には櫻井さんがみなさんとのやり取りをまとめてくれて、いわゆるチームビルディングをサポートしてくれたので大変助かりました。もし4名それぞれを個別にマネジメントしなければならなかったとしたら、負担が大きかったと思います。これからの時代、ハイスキルな人材はシェアすることが当たり前になることが予想されるので、チームビルディングを支援してくれるサーキュレーションのような会社はますます需要が高まるはずです。

外部プロフェッショナルにはあらゆる領域で活躍してもらいたい

img左:IFA株式会社取締役CMO 大坂亮平氏 右:株式会社サーキュレーション コンサルタント 櫻井力也

会社としては、ブロックチェーンを基軸に次世代銀行を設立するという大きな目標はありますが

実行する人間が足りていません。「中央集権化している情報やサービスをユーザー主権型に変える」という当社のミッションに共感し、世に出していく実行力のある人材が必要です。そのため、あと4~5名ほど外部プロフェッショナルを増やしたいです。金融業界出身者や採用担当者など、ありとあらゆる分野が足りていないので、サーキュレーションには積極的な提案を期待しています。

終身雇用制も危うくなっている昨今、サーキュレーションが手掛けているプロシェアリング事業は、今後必ず主流になるはずです。ぜひ、普及活動に力を入れていただき、組織のオープンイノベーションの促進と、幅広い分野のプロ人材のネットワーク構築を頑張ってもらいたいですね。

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