急速な事業成長に追いつかないエンジニア採用にテコ入れ〜プロ人材の経験やノウハウが若手メンバーの刺激に〜
プログラミングオンラインスクール「侍エンジニア塾」、月間 130万人以上が訪れる自社メディア「侍エンジニア塾ブログ」の運営を手掛ける株式会社侍。マンツーマン指導のプログラミング塾を事業の柱に据え、売上・社員数ともに前期比6倍成長と著しい飛躍を遂げる中、採用面での課題が山積していた。そこで、サーキュレーションの外部のプロ人材活用を決断。その背景について、創業者で代表取締役の木内翔大氏に話を伺った。
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事業の成長スピードに採用が追いつかない
プログラミング塾の運営という事業体からIT人材の確保が要です。ただ、採用激戦時代であり、そもそも人材が集まらない。また、事業の成長スピードが速く、正社員で月平均10名採用、業務委託で月平均40名を目標にしていたのですが、採用計画には全く追いついていませんでした。採用担当も2名で、いずれも採用業務は未経験だったので、知見もマンパワーも不足していた状態でした。
若手メンバーの育成効果も期待できる外部のプロ人材活用に前向き
サーキュレーションのサービスを詳しく知ったのは、コンサルタントの方から連絡を頂いたことがきっかけでした。それまでも、個人的な繋がりでマーケティングや営業の顧問やメンターは活用していて、パフォーマンス高く、成果も出していただいていました。実際のところ、未経験で転職してくる若手メンバーも多く、知識や経験が少ないため、プロ人材は成長戦略に欠かせないことは分かっていました。
そのため、サーキュレーションのサービスへの関心は高かったです。こちらから積極的に「採用に課題を抱えていて最適なプロ人材の方がいれば提案してもらいたい」と相談しました。
採用を中心に複数のプロ人材を活用
これまで活用した外部のプロ人材はトータルで4名です。
まず、人材採用に関してはWEB系ベンチャー企業の採用戦略経験豊富なKさん、ネット通販サイトで中途・エンジニア採用、人事制度構築・キャリアパス策定などで活躍していたMさんに依頼しました。Kさんには、エンジニア採用におけるセオリーはもとより、採用担当が社内でどのように周囲の協力を仰げばいいのかについてノウハウを学びました。Mさんは、ベンチャー企業での経験も長く、スタートアップの支援もしているので、人事としての考え方を伝授してくださいました。
また、直近では採用面以外にも広報とマーケティング、それぞれの分野で高い知見を持っているプロ人材の活用をスタートしました。
G.K.氏(30代)複数企業の役員や顧問として企業の採用力向上を実現するプロフェッショナル
スマートフォン広告代理店にて新卒採用責任者を務め、人事部を立ち上げ、採用責任者として、採用戦略立案、セミナー構築、採用マー ケティング、採用選考ロジック構築、採用管理システム構築、人材研修制度構築などのマネジメントを行う。その後、企業の採用力向上をミッションとするHR企業を設立。 ITサービス、コンサルティングファーム、消費財メーカーを中心に人材採用戦略の構築に従事。 人材採用の専門アドバイザーとして、企業の役員や顧問としてコンサルティングプロジェクトに参画する。
プロのノウハウで自社に適した採用戦略を確立
いずれのプロ人材の方にも弊社の状況や課題、文化を理解いただいているので、とても助かっています。人材採用については、媒体やダイレクトスカウトの有効活用について、社内の知見も向上しましたし、面接についても要点を学ぶことができました。採用経路もITプログラマ・エンジニア向け転職に特化したものを活用するなど明確な戦略をとれるようになりました。別の方からもアドバイス頂いている部分もあるので、一概にサーキュレーションのサービス活用のみの成果とは言えないかもしれませんが、結果として活用させて頂いてからエンジニア4名、業務委託エンジニア講師75名の採用に成功しました。コストに換算すると正社員1名を雇うのと変わらないくらいですが、皆さんその道のプロなので、戦略やノウハウに関してのパフォーマンスは期待値をはるかに上回るようなインパクトがあります。そこに予算をかけた方が中長期的にも有益だと考え、活用させていただいています。
イノベーション教育に変革をもたらす存在へ
弊社は、テクノロジーや起業といったイノベーション領域の教育に変革をもたらす存在となることを目指していますので、我々自身もイノベーションを体現する組織でありたいと思っています。それは、副業の推奨やリモートワーク、プログラミング学習支援、事業家育成プログラムといった制度にも反映されており、今後も新しい取り組みを積極的に行っていきたいです。
弊社は平均年齢が28歳と若手が多いので、メンバーには経験豊富な外部のプロ人材のノウハウを積極的に吸収してもらいたいと考えています。時代性も相まって会社は急成長していますので、それをプロ人材の方々には支えて頂きたいと思っています。サーキュレーションには、今後もパートナーとして、その時の状況や課題に応じて最適な提案をしてもらいたいですね。