エンジニア組織内製化・日本最大級の配車アプリ開発等でタクシー業界の変革をリードしたCTO

私自身がスタートアップの立ち上げやマネジメントで成功や失敗を多く経験していく中で、WEBサービス開発やエンジニア組織構築の様々な知見を得てきました。

そんな中、2014,2015年くらいからスタートアップ企業が増加していく中で、優秀な経営者の想いや意思が、技術的なレベルが追いついていないが故にプロダクトに落とし込むことができないという壁を何度も目にするようになりました。そういう場面で相談を受け、改善方法のアドバイスや組織作りのアドバイスをしていくようになったことが、今の働き方に繋がっています。

私自身も、不動産業界や製造メーカーなど自分が今身を置いていないドメインの課題に触れられることは純粋に勉強になっています。ここで得た知見を自分が所属する会社の経営に活かしており、まさに知見の循環を作れています。この循環の中で、自らを研鑽していくことこそ第一線のプロであり続けることだと思っています。

今後も、本気で社会課題を解決したいと考える企業とご一緒していきたいです。

大切にしていることは3つあります。

1つ目は本質的な課題を見極めること。一見技術的課題に見える事も、本質的には組織的課題であることが多いです。開発効率を上げるにも組織構造や組織体質の改善は必須で、そこは社内の人間同士では言いにくいこともあります。経営が現場の課題を吸い上げられていない場合には、現場の方と1on1を実施した上で根本的な課題を特定し、私のような第三者が社員の不利にならないように経営に課題を伝えていきます。また、私はミッション/ビジョン/バリューの浸透は大切にしているので、社長と話し再策定することもあります。このように外部のプロが間に入ることは組織改善の一歩となります。

2つ目は全体最適を意識すること。旧JapanTaxiでエンジニア組織を0→1で作った時には年間1000名に会っていましたので、対話を通してだいたいのタイプを見極められます。組織は結局は人の集合体ですから、個性をどう生かし、意思を持つ人間を大事にできるかが成長をドライブするキーになります。そのあたりを意識しながら、その会社、その組織のベストな状態を追求し続けています。

最後は、自身の経験を循環させることです。他社の支援で得た知見を自分が所属する会社の経営に活かしていますし、私自身の経験は他業界・他社に提供しています。これにより業界の垣根を超えて成功事例を増やしていきたいと考えています。