複数データの統合、分析、施策実行まで一貫して可能なデジタルマーケティングのプロ
井上 裕介 様
webマーケティング,業態変革・デジタルトランスフォーメーション
学生時代に友人と起業し音楽会社を経営。その後ウフルでデジタルマーケティングを専業として活動しSalesforce.comの導入支援や広告、データマーケティングに従事。ウェブメディアの会社では、AIやIoTなどのウェブサービス全般のアカウントマネジメントとプロジェクトマネジメント、新規事業開発のPMとして活躍。その後再び独立し、現在はデジタルマーケティング、事業開発などのコンサルティングで、ビジネスアナリシスやプロジェクトマネジメントなどで活躍。大手時計メーカーのDX推進、大手製造メーカーのデジタルマーケティング機能立ち上げ支援での実績も保有。
プロとしての価値観を形成するまで
恐れずに言えば、若者に投資をしない日本で生き抜く一番の方法だと思い独立しました。
年功序列という言葉がまだまだ残る日本企業は、若い優秀な人材は嫌気がさし外に出ていき、会社は困り果て、組織に開いた穴を優秀なフリーランスで埋める。そこにビジネスチャンスがあると考えています。1人でできることには限界がありますが、外部人材として関わり企業のプロジェクトを成功に導く事そのものに価値を感じています。
プロジェクト単位の方が、報酬のすり合わせも個人にとっても企業にとってもシンプルでわかりやすいですし、個人が決定権も持ちつつ流動性高く動けるので、今後の仕事の進め方のあり方として増えていくのではないでしょうか。
マーケティングや営業のデジタル化は手詰まり感を感じるので、特にリードマーケティングは手法が変わると考えています。今後は個人の意思が重要になってくるので私自身もヒューマンフォーカスなマーケティングを極め、行動履歴で取れないデータをいかに戦略に活かしていくか、科学し続けたいです。
仕事や人生で大切にしていること
新しいことにチャレンジし続けることです。よく過去の実績や経験を活かせるかどうかを気にする方がいますが、私は一つとして同じプロジェクトはないと思っています。そこに関わる人も、状況も変わるからです。
そして、実績があるからうまくいくのではなく、毎回新しいことに正面から向き合えるスタンスがあるから成功するのではないでしょうか。成功事例はこのご時世既に広まっていますから、同じ手法をそのまま活かすだけでは顧客の期待を超えるとは言えません。
特にマーケティング領域は変化のスピードも速いのでキャッチアップ力が非常に大事です。その覚悟がないならコンサルタントと名乗ること自体やめた方がいいのではないかとすら思います。
だから私は、新しいことに挑戦する手間や工数を絶対に惜しまず、常に自分を高め続けています。クライアントと、誰も気付けなかった突破口を一緒に見つけ、成功体験を共に作っていきたいです。
プロとして意識しているポイント
- 最新のトレンドを大量にキャッチアップすること。仕事はアウトプットを出す時間ですが、デジタルは勉強が命です。良質なアウトプットのためには良質なインプットが大切なのでネット、人脈、あらゆる手段で情報を習得しています。
- 関わったからには結果を出すこと。スキルの切り売りだと思ってる人は成長しないです。挑戦できる環境にまずは感謝すべきで、その感謝を結果で返すことが外部プロ人材であると考えます。
- 営業チャネルをもつこと。フリーランスとはいわば1人社長のようなものなのでまずは営業力をつけて顧客を選べるようになる必要があります。その際にエージェントを利用するのも手ですが、紹介してもらって当然というスタンスではなく、プロ人材として彼らにも時には情報提供をしていけば、自ずと信頼関係ができ面白い案件を繋いでもらえるようになります。
井上 裕介氏のプロジェクト事例
SNS・オウンドメデイアのユーザートラフィックを可視化しデータ統合することに成功、施策への投資判断が可能に
非公開 様 大手自動車メーカー
背景・課題
- 動画施策を開始し、Twitterなど複数のSNS上で配信していた
- これらのプロモーションに対する顧客の声や反応をリアルタイムで見る方法を模索していたが、他社事例も見つからず、投資対効果が図れずにいた
成果
- 各メディアでの反応を定量データに落とし込むことに成功し可視化するためのダッシュボードを作成
- リアルタイムで顧客の声をなぜ見る必要があるのか?という本質的な問いに立ち返り、1ヶ月のキャンペーンを重厚長大な大企業が追う効果は薄く、そこに予算や人員を割く必要はないという意思決定ができた
プロジェクトで意識したポイント
- どうやったら少しでも顧客の要望に答えられるか考えました。PV数などではなく、顧客の声をデータとして定量化する方法自体が世の中になかったのですが、言語解析を入れ、まずは定性評価を可視化することを提案しました。次に、動画に対する反応に4段階の行動ランクをつけスコア化しました。
- 複数データを統合し可視化しました。オウンドメディアとSNS(facebook/YouTube/Twitter)それぞれでトラフィックや顧客の声を拾い、ダッシュボードとしてレポーティングしました。
- クライアントのリテラシーにあわせたレポーティングを意識しました。大企業のマーケティング担当者の方は最新のツールや技術に実際に触れる機会がそこまで多くないため、報告書や提案書はとにかくわかりやすく記載することを意識していました。
Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター
花園 絵理香
新卒で入社した大手製造メーカーにて秘書業務に従事。その後、業界屈指の医療系人材会社にて両手型の営業を担当し全社MVPを獲得、人事部中途採用に抜擢され母集団形成からクロージング面談まで幅広く実務を経験。キャリアチェンジを通し、仕事によって人生も大きく変化することを実感。サーキュレーションでは、得意分野で生き生きと前向きに活躍する個人を1人でも多く増やせるよう、プロ人材の経験知見のアセスメント業務に従事。