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国内外で5社連続起業、創業支援10社。ブロックチェーンなど最先端技術を活用したシリアルアントレプレナー

小林 慎和 様

ブロックチェーン,新規事業開発

野村総合研究所で経営コンサルタントとして大手IT企業の新規事業やM&A案件を担当、グリーで海外事業責任者、を経て独立しアジアにて複数社起業。帰国後、LastRootsを起業し金融庁認可日本初の暗号資産「c0ban」立ち上げ。株式会社bajjiファウンダー兼CEOとしてブロックチェーンを活用したセルフケアアプリ”Feelyou”を開発しリリースから3ヶ月でGoogle Play ベストオブ 2020「隠れた名作部門」大賞を受賞。2022年にCO2回収設備のNFTオーナーになれるWeb3気候テックアプリ「CAPTURE X」がMUFG ICJ ESGアクセラレーターにて日本IBM賞、東京センチュリー賞、ICJ賞の3冠を獲得。ビジネス・ブレークスルー大学教授。工学博士。累積資金調達金額は約12億円。

プロとしての価値観を形成するまで

1社目のNRIにいる頃、世界のどこにいても勝てる人材になりたいと思い、30歳の頃から起業の準備を始めました。なぜ海外かというと、世界を席巻する事業を作りたいという想いからです。私たちの先人たちは世界中にMade in Japanを届けてくれた。でも、21世紀になって周りをみても1つも見当たらない。

そしてその夢を実現するために2社目のグリーで海外事業責任者を務めた後に、日本ではなくシンガポールで起業しました。

その後私は国内外で複数起業してきていますが、いつも新しいサービスを立ち上げるときには「それは世界中の人が待っているだろうか」ということを自問自答してきました。

日本全国には、今後会社をどう舵を切っていくかまさに不安な経営者が数多くいると思います。アフターコロナがどうなるのかと考える中で書籍も書いたのですが、これからの社会は「オンラインが本番になる」と思ってます。そうすると、どこにいても、世界中の人に価値を届けられます。私は事業の成功も経験していますが、失敗や挫折も数多く経験してきました。そんな自分だからこそ力になれることがあるはずだと思い、自身の会社経営に留まらず他社の支援にも入るようになっていきました。支援させていただく時には、場所に囚われずに付加価値を出せることをいつも意識しています。

仕事や人生で大切にしていること

最も大事にしていることは、動くことです。実は自作の座右の銘がありまして、「アマチュアは考えていろ、プロは動く」というものです。とかく石橋を叩いて渡らないのが常、そうではなく変革は動き始めた後から始まります。常に動く、どうやったら一歩進めるか、それを大事にしています。

相手が本当に求めているものは何か。それをいつも考えながら行動しています。例えば、お客様や社長へのプレゼン。プレゼン担当者はとかく、より良い分かりやすいプレゼン、分析の漏れがないロジックばかり気にしがちです。でもプレゼンのゴールはそうではありません。相手を自分の思惑通りに動かすことがゴールです。そのためには、まず相手を深く理解し、言語化されていない本当に求めるものは何か、それをいつも気にしながら見つけるようにしています。

とはいっても最後は、いかに楽しむか、ということが大切だと思っています。仕事は人生の一部です。自分自身も、チームメンバーも、お客様も。”楽しさ”は力を産むと思っています。

プロとして意識しているポイント

  1. 正解を選ぶのではなく、今していることを正解にすること。とかくベストを選ぼうと考えますが、そのベストもすぐに陳腐化します。勝ち続けるためには、今推進している目の前のことを、もっと正解に、強くするにはどうしたら良いか、その軌道修正が大事だと思っています。
  2. 最先端の技術を経営にどう活かすか考えること。活かすことができれば市場で勝てます。エンジニア視点、経営者視点、マネージャー視点、その全てを私は経験してきており、3つの視点を意識しながらいつもコミュニケーションを取るようにしています。
  3.     

  4. プロジェクトの関係者で共通認識を持てるように導くこと。プロジェクトがうまくいくかどうかはこれで決まると思っています。たかが共通認識と言えども非常に奥が深く、例えば最新の技術が自社の与える影響1つとっても、社内で共通認識を持つことは難しいです。なのでプロジェクトが進んでいく中でも、原点に立ち戻ることは忘れずベクトルを揃えることは重要です。

小林 慎和氏のプロジェクト事例

コロナ禍で始めたブロックチェーン事業。全社員オンラインでもわずか半年で世界100カ国に展開

株式会社bajji 様 アプリ、ソーシャルネットワーク、メンタルケア

背景・課題

  • 2020年初頭突如始まったコロナパンデミックで「この先どうなるのだろうか?」という不安が世界に広がった
  • スタートアップとして、スピーディに世界を救うアプリは出せないものか?と考えメンタルケアアプリの開発を決意

成果

  • 検討開始から3ヶ月で全社員オンラインでアプリ「Feelyou」をリリース
  • リリース後3ヶ月で100カ国にユーザーを拡大、リリース3ヶ月でGoogle Play ベストオブ 2020「隠れた名作部門」大賞を受賞、目標であった2%の課金率を達成

プロジェクトで意識したポイント

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  • オンラインでも成り立つチームコミュニケーションで開発を推進すること。通常、新規サービスの立ち上げ、ましてやアプリの開発の場合、初期のデザイン決め、システムの要件定義、UI/UXなどはリアルなミーティングでホワイトボードを使って議論が当たり前だと思います。しかし、コロナ禍で全社員が在宅勤務になるとそれが難しくなりましたが、ビジネスチャットツール(Slack)、デザイン開発ツール(Figma、Canva、XD)、タスク管理ツール(Asana)、開発管理(Git)など世界最先端のツールを駆使し、とにかく開発のスピードを落とさないよう工夫し、チームビルディングに注力しました。
  • 世界を見た次世代サービスを作ること。日本にローカライズせずに、目標は世界で不安に思う人へ向けたサービスを狙い、ムードトラッキング(認知行動療法)というメンタルケアの世界最先端のメソッドをいかにアプリに落とし込むかを考えました。また、アプリ内の活動に応じてユーザーが植林活動にも参加できるSGDs要素を入れ込み、その行動した認証をさりげなくブロックチェーン化しました。
  • いかに最先端の技術を活用しつつ、それでいて、初心者のユーザーにとっても親しみやすいデザインとUI/UXを実現できるかを追求しました。その結果、ローンチ後3ヶ月ほどで100カ国、3万人を超えるユーザーを獲得しさらにはGoogle Play ベストオブ 2020「隠れた名作部門」大賞を受賞しました。

Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター

新井 みゆ

新卒で入社した信託銀行では資産管理業務・法人営業・ファンド組成の企画業務に従事。ライフイベントや環境に左右される事なく、働き方の選択肢を持てる社会を作りたいと思っていた頃「新しい働く価値観を創る」というサーキュレーションのミッションに共感し参画。プロ人材の経験知見のアセスメント業務始め、サービスブランディングなど各種マーケティング業務も担当。

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