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Uber等の最先端テクノロジー企業3社の日本代表、アスクル執行役員としてマーケティングや新規事業統括、戦略コンサルなど一貫して変革期の事業戦略や新規事業に取り組む

塩濱 剛治 様

新規事業開発,中期経営計画策定

Uber, RosettaStone, SurveyMonkey、3社のユニコーン企業における代表として日本市場への参入を実現。ライドシェア、e-ラーニング、オンラインサーベイという異なる分野において、新しい時代を切り開くサービスを日本にもたらした。
A.T. カーニー等での戦略コンサル経験と事業会社での経営経験をベースに、スタートアップから東証一部上場企業まで、これまで約30社のアドバイザリーや社外取締役として日本企業の新たな価値創造に貢献している。
大阪府立大学経済学部卒業、シカゴ大学ブーススクールMBA(経営学修士)

プロとしての価値観を形成するまで

ロゼッタストーンでオンライン語学学習における最先端企業の日本法人を立ち上げ日本市場のリーディングカンパニーに育てた後、世界中で都市交通を革新しつつあったUberの日本事業を立上げるため、日本法人の初代代表取締役に就任しました。

当時UberのCEOであったトラビス・カラニックが「世界でもっとも参入が難しい」と認めた東京市場への参入に独自のモデルで成功する一方、私自身が新鮮な驚きを覚えたのは世界100を超える拠点で働くメンバーと価値観を共有し統一されたオペレーションを実現、新しい都市への事業参入を1ヶ月で実現する仕組みと仕掛け、いわばUberの破壊的成長を支える秘訣でした。

国内企業での新規事業立上げや戦略コンサル経験で得た知見と合わせて講演などで披露すると、スタートアップから大企業まで、経営者や幹部の方が非常に興味を持ってくださいました。そういったご縁から社外取締役や重要なプロジェクトのアドバイザリーへの就任とつながっていきました。

自身の経験と知見を活かして日本企業における革新を支援しその成長に貢献することはやりがいも大きく、今後も積極的に取組ませていただきたいと思っています。

仕事や人生で大切にしていること

私は「自利利他」という言葉を大切にしています。自身の利益を得ることと、他に利益を与えることの両立を理想とする大乗仏教の言葉で、英語のWin-Winにも近い意味があると思います。尊敬する阪急東宝グループの創始者である小林一三翁の「共存共栄」や、近江商人の「三方よし」の思想にも通じます。

社外の経営参謀、アドバイザリーという立場で言えば当然ながらクライアントの成功を実現すること、その成功により自分自身も喜びを得ることです。また、企業としての「自利自他」を考えると、お客様や取引先、従業員の幸せを考えて事業を営むことが大切です。そうすれば自社の成功や繁栄は自ずとついてきます。

もう一つ大切にしている考え方は「先を明るく見る」ことです。困難な状況で先が見えないときでも、必ずどこかに打ち手はあると信じて取組むところに、思いがけない解決法が見つかるという経験は、多くの経営者やビジネスパーソンに共通するものだと思います。私自身もUberを含め事業を立上げマネジメントしてきた経験から、確信を持って言えることです。どんな苦境にも負けない心で頑張るところに、道は開けて行くでしょう。

プロとして意識しているポイント

  1. 1つは経営者の立場に立って考えること。代表としての経営経験などをもとに「自分がこの会社の社長だったらどうするか?」を常に考え共有することによって、経営者自身の意思決定をサポートすることです。
  2. 2つ目は第三者としての客観的な立場から何が見えるかを経営者と共有すること。戦略的な意思決定やオペレーショナルな問題を解決するために、「地に足のついた」そして「新しい視点」の提供を心がけることです。色々な業種、業界、さらにマーケティングや事業開発、オペレーションと色々な分野におけるマネジメント経験を生かすよう心がけています。
  3. 3つ目は顧客の視点からの考察です。企業内部だけで議論をしているといつの間にか社内の論理で意志決定をしてしまうことがあります。そうなってしまう前に、顧客の視点から議論の道筋を軌道修正するということも社外経営参謀の重要な役割だと考えています。

塩濱 剛治氏のプロジェクト事例

中堅引越事業会社における中長期事業計画実現に向けての経営革新

株式会社アップル 様 引越し

背景・課題

  • 引越業界では従来からの経営手法が踏襲されており、テクノロジーの導入による経営の進化が遅れていた
  • 顧客サービス面でも「安かろう、悪かろう」が業界ではまかり通ってしまう中、アップルでは顧客満足度を経営の中心に据え、その実現のためにテクノロジーをどう活用するか模索していた
  • 代表取締役の文字氏は、10代から引越業界を経験し自らアップルを立上げ、成長させてきた。さらなる成長を目指す中、外部の知見を積極的に導入しオープンな経営を進めていた

成果

  • 取締役会やプロジェクトミーティングの場において経験や知見を共有した結果、文字社長の発想がさらに広がり、新たな組織体制構築や事業展開の実現、テクノロジーのさらなる有効活用につながっていった
  • マーケティング支援において外部の専門家も導入し「引越難民」というキーワードを発信。メディア露出の最大化により認知度が一気に向上した
  • 外部の専門家を導入しDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進。業界で先駆けてのAIによる需要予測、アプリによる受注自動化、引越業務のERP化等が実現した

プロジェクトで意識したポイント

takimoto-hiroko
  • 文字社長が持つ価値観を尊重しながら、守るべきことと変えるべきことを明確に助言すること。 ただし最終的な意思決定者は社長である文字氏であり、その最良な意思決定を支援しています。
  • 最新のテクノロジーを活用し成長する企業、新しいビジネスモデルで業界をリードする企業からのラーニングを実践すること。Uberとアップルも需要と供給のバランスを取りながら持続的に事業を成長させるという視点から見ると共通課題が多く、守秘義務に抵触しない部分はオープンに共有しアップルの革新につなげています。
  • 価格競争にのまれていた引越し業界において、アップルが付加価値のある斬新なサービスを次々と打ち出せるように、今の市場と顧客ニーズ・これからの時代を見据えたアドバイスを意識しています。

Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター

赤羽 宏之

東京大学文学部卒業後、WEB2.0などのCGM黎明期のWEB事業に魅力を感じ、モバイルファクトリーに入社。その後、Webマーケティング会社の取締役としてSEOサービスの開発・運用、ECサイトの立ち上げ・グロースなどに従事。外部人材の力を借りて過去に自らのWEB技術力を培った経験から事業の可能性を感じ、2017年にサーキュレーションに参画。全社のマーケティングを管掌。マーケティングとテクノロジーがオーバーラップする領域を得意とする。

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