DX推進に向けたITロードマップ策定・IT企画人材育成のプロ
菊永 泰照 様
業態変革・デジタルトランスフォーメーション,業務改善
アビームではITコンサルタントとして全社的IT支援や基幹システムの再構築、米国ITベンチャー企業の日本市場参入支援等、数多くのプロジェクトに従事。
その後マイクロソフトを経てベンチャー企業に参画し、IT部門体制の再構築、IT戦略立案/オペレーション改革、業務改革の推進など、数多くのプロジェクトを主導。
現在は2025年の崖に備えた各種ERPリプレイスや基幹システムとマーケティング・営業データを連携させるための各種オペレーション再構築といったプロジェクトのPMの他、様々な分野のベンチャー/中小企業のIT戦略策定・IT部門立ち上げ・IT企画人材育成などDX推進に向けた基盤構築を支援。
プロとしての価値観を形成するまで
「企業成長そのものを支援したい」と思い10年程前に独立しました。
コンサル、大手ソフトウェア会社、ベンチャー企業と様々な規模の会社で経験を積む中で、プロジェクト単位で自分で案件を獲得できるようになれば、価値観の合う顧客と一緒により多くの仕事ができると考えたのです。自分で案件を獲得するということは、会社や組織に営業面を頼ることができない分、提案の段階から自分で積極的に関わっていく必要があるので苦労もありますが、自分でプロジェクトを選択できるのは面白いと感じています。
今後は企業規模問わず成長戦略にITは必須となりますので、DX推進に向けたIT戦略策定からご支援していきたいです。
プロとして意識しているポイント
- 会社の戦略策定にまで切り込むこと。支援を通し経営者と話す機会があるのならば、小手先のツール導入ではなく会社全体のIT戦略策定まで携わらせてもらった方がプロ人材としての本質的な価値を発揮できるからです。
- 独立プロ人材としてのキャリアパスを描き選択すること。ITコンサルとして50代、60代になった時に自身がどのように企業を支援していたいか、そのためにはどうゆう経験や提案能力が必要か。考えながら携わるプロジェクトを選択し、人生を自分の意志で切り拓くことがVUCAの時代を生き抜く上で重要です。
- 学んだことは実践し続けること。セミナーなどでインプットすることは大切ですが、結局はそれをプロジェクトの中でたとえスコープ外だとしても実践しなければ身につきません。PDCAを回しながら知識を自分の経験と実績に変えていく気概が必要です。
菊永 泰照氏のプロジェクト事例
ERPシステムリプレイス、業態変革に向けた戦略策定から人材育成までITアドバイザリーとして支援
株式会社上野忠 様 食品専門商社
背景・課題
- ERPシステムをアップデートしたい
- ITを業務の効率化だけでなくサービス活用にも繋げたいが、具体的な手法まで描けずにいた
- データを駆使しなければ生き残れない、という危機感はあるが何から手をつけるべきかわからない
成果
- 将来あるべき姿を描き、ERPのシステム要件定義~導入までをサポート
- 適正価格、質の担保などベンダーコントロールのノウハウを内製化
- ERPシステムを活用し、データを営業戦略にどのうように活かすかなど具体的な議論まで進んでいる
プロジェクトで意識したポイント
- 社長が本当に実現したいことを引き出すこと。当初はERPリプレイスのお話でしたが、会社が次のステップへ進むことを見据えた時の課題をお伺いし、ITの力で何ができるか中期経営計画の策定にも関わらせてもらいました。結果、IT企画人材の育成やIT戦略の策定から人員計画、投資計画、様々なプラン策定までご支援しています。
- 第三者ではあるが企業と同じ目線をもつこと。ITは専門用語も多く複雑なので、最初に丁寧に説明し理解してもらいながら進めるように意識しています。ベンダーとの折衝含め、いずれは社員の皆さんが自信を持って推進できるように背中を押すことが私の役目です。
- 業態変革に向け組織や階層を横断して統制をとること。立場ごとに意見や考えがあるので、ヒアリングし現状を把握した上で各々にフィードバックしています。最終的に社長が意思決定しやすいような情報を揃えた上で、トップの決断として全社推進できる環境を整えました。
Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター
新井 みゆ
新卒で入社した信託銀行では資産管理業務・法人営業・ファンド組成の企画業務に従事。ライフイベントや環境に左右される事なく、働き方の選択肢を持てる社会を作りたいと思っていた頃「新しい働く価値観を創る」というサーキュレーションのミッションに共感し参画。プロ人材の経験知見のアセスメント業務始め、サービスブランディングなど各種マーケティング業務も担当。