ハーゲンダッツジャパン公式SNSファンを1,000万人獲得したSNSマーケティングのプロ
續 怜子 様
WEBマーケティング,マーケティング戦略
日本マイクロソフトのマーケティングマネジャーを経て、ハーゲンダッツジャパンに参画。ハーゲンダッツジャパンでは、今まで手をつけていなかったデジタル戦略の責任者に抜擢され、公式SNS1000万人のフォロワーを獲得。現在は、独立し、広報/PRやSNSを使ったデジタルマーケティング、ブランドコミュニケーションの体制構築を強みに多方面で活躍中。
プロとしての価値観を形成するまで
「純粋に”良いもの”を伝えるマーケティングのプロでありたい」と思い、独立しました。
ハーゲンダッツ時代の同僚の多くは、自社製品を愛するがゆえ、「ハーゲンダッツしか食べない」と断言していました。
私もハーゲンダッツは大好きでしたが、他の話題のアイスも食べたいと思ったし、自社にとらわれず、良いものを世の中に広められるようになりたいと思うようになりました。
移り変わりの早いデジタルマーケティングやPR業は企業と社会の両方を見る必要があるので、たくさんの企業に関わることで広い視野を持ちながら、つくり手の思いを多くの方に伝える支援をしたいと思っています。
プロとして意識しているポイント
- 企業が気づいていない魅力を引き出すこと。経営者自身が企業の良い面に気づいてないことは、意外と多くあります。対話を通して、普段自分たちが当たり前だと思っているところから個性を引き出すようにしています。
- 各企業のブランドイメージに合わせた手法や媒体を選定すること。経営者が「流行っているから」という理由だけで施策や媒体を検討されている場合は、短期的な効果よりも長期的な目線で考え、企業が大切にしているブランドイメージに合わせた戦略の提案をしています。
- 同じゴールを目指して一体感を持つこと。デジタルマーケティングは、PDCAを回し続けることが重要です。目標を決めることで企業のマーケティング部とプロ人材との垣根を超えて、チームとして全員で本気で取り組み、結果を出します。
續 怜子氏のプロジェクト事例
1,000万人のファン獲得に成功したハーゲンダッツジャパンのSNS戦略
ハーゲンダッツジャパン株式会社 様 食品
背景・課題
- 日本上陸から20年以上経過するとともにロイヤリティーユーザーの年齢が上昇し、ターゲットであるF1層(20〜34歳女性)の購入割合が低下していた。
- 主にテレビCMを使ってマーケティングをしていたが、ターゲットであるF1層(20〜34歳女性)は、テレビ視聴時間が減少傾向にあったため、接点をデジタルにシフトする必要性があった。
成果
- 従来のHPとECサイトに加え、公式SNSの立ち上げ、Facebook/Instagram/LINE/Twitterの4つのSNSを運用。
- 公式SNSの合計ファン数は1,000万人以上となり、日経SNS活用売上ランキング4位に選出される。
プロジェクトで意識したポイント
- SNSによって、ユーザーが使うときの「モード」が違うので、それぞれのモードでどんなコンテンツが喜ばれるのかを考慮し、InstagramやTwitterでは、「UGC(User Generated Contents=ユーザーの投稿)」を積極的に活用しました。
- ブランドイメージとのバランスが大切になるので、SNSを通してユーザーと身近になりすぎないこと、ブランドの世界観と離れないよう、投稿するコンテンツのトーンをコントロールしました。
- 媒体が多い中で自分たちのターゲットがどこで活動しているのかを見極め、選択し、同時に自社SNS以外にもインフルエンサーやWebメディアなど影響力を持つ人物へのアプローチも実施しました。
Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター
花園 絵理香
新卒で入社した大手製造メーカーにて秘書業務に従事。その後、業界屈指の医療系人材会社にて両手型の営業を担当し全社MVPを獲得、人事部中途採用に抜擢され母集団形成からクロージング面談まで幅広く実務を経験。キャリアチェンジを通し、仕事によって人生も大きく変化することを実感。サーキュレーションでは、得意分野で生き生きと前向きに活躍する個人を1人でも多く増やせるよう、プロ人材の経験知見のアセスメント業務に従事。