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トヨタ式「カイゼン」活動を活かし約30社の業務変革に貢献。生産管理、業務改善のプロ

川越 貴博 様

生産管理,物流改革・SCM

トヨタ自動車で自動車部品製造やさまざまな「カイゼン」活動に従事。その知見を活かして食品メーカーへ転職し倒産寸前の状況からのV字回復を成し遂げる。AmazonのFCマネジメントでは先端企業のスピード感と現場レベルでの改善活動を習得。スタートアップ2社で取締役としてマーケティングや人事など幅広く担当後に独立創業し、2年で50社以上を支援。製造業に止まらず卸やITベンチャー、サービス業界まで幅広い業界の経営改善に携わる。

プロとしての価値観を形成するまで

きっかけは副業でも成果を出せ、この関わり方は楽しいと感じたことでした。

トヨタ、アマゾンでは現場レベルでのカイゼンを学び、その後飛び込んだスタートアップではカスタマーサポートやマーケティング、経理、人事・労務、ファイナンス、広報・PR、オウンドメディアなどに挑戦し、様々な職種の目線を身につけました。スタートアップ2社では取締役だったので、経営者としての経験を積みました。現場から経営者、スタートアップから大企業、物づくりの現場からマーケティングや人事、幅広く経験したことで、1社でも多くの、自身が抱えたのと同じ悩みを抱える中小企業やスタートアップの力になりたいという思いが強くなりました。

元々40歳までに何かしらの形で起業したり、会社の役員として経営に関わったりしたいと考えていたので、フルコミットするのではなく複数社に同時にノウハウを提供できる働き方が良いと思い起業を決意しました。

仕事や人生で大切にしていること

信念は2つです。1つ目は支援先の企業様の課題・問題に「愚直に真摯に確実に実行する」こと。漠然と不安や不満を抱え、課題や問題点が定められない、もしくはその解決方法がわからない、という経営者の悩みを解決したいです。 2つ目は世の中に新しい働き方を浸透させるため「真摯に確実に実行する」ことです。自身がプロとして新しい働き方をしていき、世の中の「変えたい」「変わりたい」企業や個人にノウハウを提供し、お客様と実体験を共にしながら、社会や人を豊かにしていきたいです。

支援において大切にしていることは3つあります。1つ目はお客様にとって実りある関わり方をすること。2つ目はお客様と同じ目線で行動すること。3つ目は常に自分事と捉えること。支援に入る際には自分が従業員になったつもりで当事者意識を持っています。また、支援のゴールは売上を伸ばすということだけではなく、どうしたら従業員の皆様が働きやすい環境にできるのかを常に考えています。

プロとして意識しているポイント

  1. 現地現物、答えは全て現場にあるという意識を持つことです。現場に行ってすぐ気付けるように、事前準備は徹底的に行うべきです。見つけた課題、考えた解決策はたとえ下手でもアウトプットし続けることで机上ではないことを体現します。
  2. 「こころの知能指数」を高くもつことを大切にすることです。相手を動かすためには、どうやったら心を開いてくれるかを考えなければなりません。上から目線ではなく謙虚に振る舞い、相手に合わせて柔軟に対応できるのがプロです。
  3. 圧倒的な当事者意識を持つことです。外部だからこそ「嫌われる覚悟」が持てます。内部だと言いづらいことも、クライアントのために正しいことを言うことがプロには求められますし、それが案件の継続にも繋がります。

川越 貴博氏のプロジェクト事例

有名菓子メーカーがトヨタ式のカイゼン方式で2年で1億以上の利益改善に成功

有限会社春華堂 様 菓子メーカー

背景・課題

  • トヨタのカイゼン方式に興味はあるが、従業員達で活動を推進できるよう意識改革にも着手したかった。しかしその実行方法がわからずにいた
  • 特に資材置き場の整理整頓の進め方に課題を抱えていた

成果

  • 1年目は管理者20名を対象にカイゼン活動に関する概念教育、現場への浸透方法、進め方といった基礎教育を行いつつ、実際に現場で改善のタネを一緒に探索し実行。年間2500万円の削減に成功。
  • 2年目はカイゼン活動を全社に横展開する委員会を立ち上げ、資材管理部を中心に受発注管理の構造改革を行った結果、2年で1億以上の利益改善に成功。

プロジェクトで意識したポイント

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  • 答えは現場にあるので、現場に実際に行き自身が実践し背中で見せてからやらせるようにしました。現場の意識を変えるには小さな成功体験を積んでもらうのが良いので、最初に見本を見せて、次は真似して自分たちで考えながら答えを出せるような関わり方を実施しました。
  • プロジェクトメンバーが「腑に落ちる」そして「自走できる」ことをゴールに支援しました。実行メンバーが実績を実感し自らの手で会社に貢献できたという達成感と快感を体感してもらい、自らが得た体験によって「自走」できるようになってもらうことを意識しました。
  • 話す相手の立場や能力に目線を合わせてアドバイスしました。経営者と話す際には、財務3表(B/S、P/L、C/S)を思い描き全体最適を考えながら話し、現場と話す際には彼らの持ち場を良くするための部分最適で話した上で全体最適を解説し理解を深めてもらいました。

Executive Coordinatorエグゼクティブコーディネーター

新井 みゆ

新卒で入社した信託銀行では資産管理業務・法人営業・ファンド組成の企画業務に従事。ライフイベントや環境に左右される事なく、働き方の選択肢を持てる社会を作りたいと思っていた頃「新しい働く価値観を創る」というサーキュレーションのミッションに共感し参画。プロ人材の経験知見のアセスメント業務始め、サービスブランディングなど各種マーケティング業務も担当。

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