2026.05.14

プレスリリース

印刷

サーキュレーションが「プロ人材実態調査」を実施、年収1,000万円超が23%に
〜独立前の「役職経験」が市場価値を左右か、取締役経験者約6割が高所得帯へ〜

30,000名以上のプロ人材の経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:福田 悠、以下サーキュレーション)は、2025年12月〜2026年1月に外部のプロとしてフリーランス・副業・起業で働く500名に対して「プロ人材実態調査」を行いました。

調査結果では、プロ人材の年収は1,000万円以上の高所得層が23.0%存在する一方で、300万円未満も29.0%に達し、スキルや経験による所得の二極化が示唆される結果となりました 。また、独立前の役職経験の有無が年収に強く相関する傾向も明らかになっており、プロ人材としてのキャリア戦略において、過去のマネジメント経験や適正な価格交渉力の重要性が高まっています。

■調査結果概要
・プロ人材の23.0%が年収1,000万円超。一方で約3割は300万円未満と二極化
・役職経験者ほど年収が上がる傾向に。取締役経験者の56.9%が高年収を実現
・起業層では単価20,000円以上の高単価案件を獲得する割合が高い結果に。一方で、全体の15.4%が「適正相場が不明」と回答
・価格交渉の適正化に向けた好ましい兆候はフリーランス新法の影響の可能性

■調査結果詳細

プロ人材の23.0%が年収1,000万円超。一方で約3割は300万円未満と二極化
プロ人材の年収の実態を見ると、年収300万円未満が29.0%である一方で、1,000万円以上の高所得層が23.0%存在し、二極化がみられました。

「労働生産性の国際比較2025」では、日本の労働生産性はOECD加盟38カ国中28位と低い水準にありますが、こうした自立的なプロ人材の働き方は、将来的な日本企業の生産性向上のロールモデルとなる可能性を秘めています。今後は、単なる労働力の提供ではなく、「成果に対する報酬」という概念がより浸透し、時間当たりの報酬額(時間単価)にこだわる層がさらに増えていくことも考えられます。

役職経験者ほど年収が上がる傾向に。取締役経験者の56.9%が高年収を実現
「役職経験」は、プロ人材の市場価値を決定づけるものとなっています。外部のプロとして活動を始める前の役職経験と年収の関係については、開始前に「取締役・代表取締役」を経験していた層は、「年収2,000万〜3,000万円未満」の高所得帯に含まれています。一方で、役職経験がない層の61.8%が年収500万円未満にとどまっているという事実は、市場が「マネジメント経験」や「経営的視点」に高い価値を見出していることが考えられます。

一方で、「課長」や「部長・本部長」経験者も、着実に年収1,000万円以上のゾーンに食い込んでいます。現場の統率経験と専門スキルの掛け合わせがあれば、十分に高年収を実現できることも併せて示唆されています。また、外部のプロを目指す会社員にとっては、現在の組織内での昇進や役職経験そのものが、将来のプロとしての独立後の資本になるという認識を持つ必要があると言っても過言ではありません。

起業層では単価20,000円以上の高単価案件を獲得する割合が高い結果に。一方で、全体の15.4%が「適正相場が不明」と回答
プロ人材の「稼ぐ力」を左右する時間単価と案件数のバランスにも、明確な傾向が見られました。単価別では5,000円未満が54.0%と過半数ですが、起業層では20,000円以上の高単価案件を獲得する割合が他層より高くなっています。

また、時間単価に対する満足度は、副業・フリーランス・起業によって異なる結果となりました。全体では「満足」とする層が半数近くを占めるものの、内訳を詳しく見ると「どちらかというと満足」という、現状維持を前提とした消極的な満足にとどまっている層が31.4%とボリュームゾーンです。特にフリーランス層においては「どちらかというと不満」「不満」とする割合も一定数存在し、自身のスキル価値と対価の乖離を感じている実態も見られました。

一方で、「相場が分からない」と回答したプロが全体の15.4%(副業層では5.0%)存在することは、業界全体の課題と言えそうです。自身のスキルが市場でいくらで取引されるべきかという指標が不足しているため、適切な価格設定ができていない可能性があります。

外部のプロには自身の価値を客観的に値付けする力が求められており、仲介サービスには、スキルに応じた適正な報酬相場の可視化という役割がより一層期待されていく可能性が考えられます。

価格交渉の適正化に向けた好ましい兆候はフリーランス新法の影響の可能性
外部のプロにとって、価格交渉は避けて通れないビジネススキルですが、その実態は依然として厳しいものとなりました。案件獲得時に「価格交渉をする余地がなかった」と回答したプロが23.2%となりました。一方で、「交渉の結果、希望が通った(9.2%)」あるいは「多少は希望に近づいた(21.6%)」とする層を合わせると、約3割が能動的なアクションによって条件改善を勝ち取っています。

また、「最初から希望通りの価格だった」とする層が30.0%存在し、2024年の25.2%から4.8pt上昇する結果となりました。これは、企業側のプロシェアリングへの理解が進み、適正な報酬設定が浸透し始めているまたは、2024年11月に施行された「フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス新法)」によって法人企業が適正価格を提示できるようになったなどから考えられる好ましい兆候と言えます。

しかし、2022年からの経年変化を見ても、「交渉が通らなかった」層は一定数存在し続けており、プロ自身の交渉力というよりは、発注側の予算制約や立場的優位性が強く影響している可能性も考えられます。価格交渉の成否は、プロとしての市場価値を直接的に左右します。今後は、自身の過去実績やスキルの希少性を論理的に提示する提示能力が、プロ人材にとってのキャリア戦略としてさらに重要度を増していくでしょう。

■キャリア自律時代における経験の資産化
プロ人材の年収が二極化している背景には、単なるスキルの有無だけでなく、独立前の役職経験という無形資産の差が影響している可能性が示唆されました。「法人のプロ人材活用実態調査」での外部のプロを活用する際に重視することの上位に「人柄・コミュニケーション能力」がランクインするなど、専門性のみならずソフトスキルも求められ、要求がさらに高まっていることも一因となっている可能性があります。これらも含めた会社員時代のマネジメント経験や意思決定の重みが、独立後の市場価値に直結することが考えられます。
また、フリーランス新法の施行により取引の透明性は高まりつつありますが、自身の価値を客観的に捉え、適正価格で交渉するビジネススキルの有無が、プロとして持続的に活躍するための鍵となっているようです。

プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。今回の調査の詳細結果は近日中に公開する予定です。

■「プロ人材実態調査」調査概要
調査期間:2025年12月26日(金)〜2026年1月5日(月)
調査方法:インターネット調査(エクスクリエ社によるパネル調査)
調査対象:特定領域の業務(※1)を、1年以内に副業・フリーランス(※2)として・自身で起業した会社で受けたことのある人
有効回答数:500名(スクリーニング:9,865サンプル)

(※1)中期経営計画策定/組織戦略策定/DX/サステナビリティ経営/ESG対応/M&A/業務資本提携/CVCファイナンス/財務戦略/新規事業開発・事業開発/人事戦略/採用/人材育成 人事制度設計/労務/広報/PR/コーポレートブランディング/マーケティング戦略/OMO/SEO対策/Webマーケティング/SNSマーケティング 代理店マネジメント/CRM/広告運用/データアナリティクス/ビッグデータ解析/機械学習/AI活用/営業戦略立案/営業組織マネジメント/インサイドセールス/カスタマーサクセス/新規販路開拓(人脈営業/トップダウン営業)/海外進出/EC/開発組織マネジメント/開発ディレクション/PM/システム開発/フロントエンド(エンジニア)/バックエンド/インフラ(エンジニア)/UI/UX設計/デザイナー/業務改善/BPR/生産管理/物流/工場運営/ファクトリーオートメーション/経理/財務/IR/株主対応/経営管理(内部監査・法務・コンプライアンス)/経営企画/事業企画/その他コンサル/アドバイザリー

(※2)
副業:アルバイト/パートタイマーとして働きつつ、副業を行っている/派遣社員として働きつつ、副業を行っている/契約社員として働きつつ、副業を行っている/正社員として働きつつ、副業を行っている
フリーランサー:フリーランスとして仕事を受けている
起業:起業している
ただし副業については、フルタイムで働いている方の副業の状況を理解することを目的に、「アルバイト/パートタイマーとして働きつつ、副業を行っている」は分析から除外しています。

【企業概要】
会社名  株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者  代表取締役社長 福田 悠
設立   2014年1月6日
所在地  東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
33,999名のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は6,069社/24,772プロジェクトを数えます。(2026年1月末時点)

【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp

サーキュレーションが「プロ人材実態調査」を実施、年収1,000万円超が23%に

-->

ACCESS GUIDANCE

サーキュレーション本社へは3つの駅を
ご利用頂けます。

東京メトロ明治神宮前駅 出口5より徒歩5分

JR原宿駅 表参道口より徒歩8分

東京メトロ表参道駅 A2出口より徒歩10分

道が入り組んでおりますので、下の道案内をご確認頂き、気を付けてお越しください。
※「竹下口交差点」を起点としたご案内となりますのでご了承ください。

1

竹下口の交差点から表参道方面へ

2

信号を渡って直進します

3

二つ目の角を左折します

4

左折した先を直進します

5

左手に本社サーキュレーションビルが見えます