2024.08.20
プレスリリース
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サーキュレーションが富山県の「伝統工芸ミライ創造事業」の運営企業に採択
〜3ヵ年計画事業の3年目にて、プロモーション・販路拡大を支援〜
24,000名以上のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:福田 悠、以下サーキュレーション)は、一昨年度、昨年度に続き、富山県から「伝統工芸ミライ創造事業」(以下、本事業)の2024年度の運営企業に採択されたことをお知らせします。本事業は3ヵ年計画で、3年目となる本年度は、2022年度・2023 年度に開発した新商品・新サービス等に対してプロモーション支援を行います。プロ人材は効果を最大化できるターゲットを明確にし、予算を投下する範囲を絞り、必要に応じて、行政の支援メニューを活用するなどの支援を行う予定です。
プロジェクトに参画するプロ人材は、参加事業者とともに選定します。
■本事業実施の背景:富山県の伝統的工芸品販売はピークの3割に。地元の産業を振興させたい
富山県の発表によると、県内の国指定伝統的工芸品6品目の販売額は、1990年度の約433億円をピークに減少傾向となり、2020年度は114億円と3割以下に落ち込み、伝統的工芸品販売従事者の数も3割程度まで減っております。
富山県が2021年6月に開始した「KOGEIミライ会議」では、県の伝統工芸支援施策をまとめた「伝統工芸文化継承・産業振興プログラム」を取りまとめました。このプログラムでは、「人材育成や技術継承」「新商品開発」「販路開拓や魅力発信」の3点に対する課題と、解決に向けた施策が盛り込まれました。本事業はその支援の核と位置付けられています。
■「伝統工芸ミライ創造事業」について
本事業は、事業者を中心に、工芸品の産地や異分野・業種の企業が連携し、富山県の伝統工芸を引っ張る新たなブランド創出を目指しています。
富山県内の国指定伝統的工芸品は全部で6品目:
写真上段=高岡銅器、井波彫刻、高岡漆器
写真下段=庄川挽物木地、越中和紙、越中福岡の菅笠
本事業は、3ヵ年かけて富山県の伝統工芸を牽引する新たなブランド創出を目指し実施されるプロジェクトです。
具体的には、以下のような段階的な進展が見られます。
・2022年度(1年目):
10の事業者やグループが参加し、外部のプロ人材による研修や伴走支援を受けながら、消費者ニーズを取り入れた「マーケットイン」思考を採用した新商品・サービスの企画立案に取り組む
・2023年度(2年目):
5つの事業者・グループが、前年に立案された企画を基に、新商品やサービスの開発、販路の開拓、協業先企業の発掘などを外部のプロ人材の支援を受けながら実施
・2024年度(3年目・最終年度):
3つの事業者・グループが協業先企業やプロ人材とともにPR・プロモーション活動を展開し、新しいブランドの創出を目指す
昨年度までの取り組みで生まれた商品事例:
富山県内の伝統工芸職人有志が集まり立ち上げたプロジェクト、「project O」。
「伝統技術を駆使した装飾的なものづくりを通じて、人生を装飾する“喜び”を提案」をコンセプトに、企業とのコラボレーションプロジェクトや個人からのオーダーメイド商品の受注を計画中。
project O第1弾では井波彫刻、高岡銅器、高岡漆器、庄川挽物木地、越中和紙、富山ガラスの技術を使用
サーキュレーションは2019年に北信越支社を立ち上げ、これまでご支援してきた富山県内企業とプロ人材との新商品/サービス開発プロジェクトでは、技術の継承と新製品の開発・海外輸出に成功した事例や、老舗金型メーカーの技術コンサルティング事業立ち上げに成功した事例などの実績も有しています。また、支社設立約5年で北信越地域全体でも250社以上にプロ人材を活用いただいており、地域経済への理解とプロシェアリングのノウハウを活かして本事業を支援します。
■今後のスケジュール
・2024年8月〜2025年2月 各参加事業者・グループが協業先、プロ人材とともにPRに取り組む
・2025年3月下旬ごろ 最終報告会開催
■富山県「伝統工芸ミライ創造事業」担当者よりコメント
伝統工芸品産業は、生活様式の変化や安価な輸入品の増加等により売上げが低迷し、新たな主力商品の開発が喫緊の課題となっています。富山の伝統工芸を牽引する新たなブランドを創出するため、本県では令和4年度から「伝統工芸ミライ創造事業」を実施しています。最終年度となる今年度は、3事業者・グループが2カ年かけて磨き上げてきた新商品・企画のプロモーションに取り組みます。
◾️企業版ふるさと納税について
本事業は企業版ふるさと納税の対象事業であり、企業の皆様の応援もいただきながら、伝統産業の新たな挑戦を後押ししています。ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
詳細はこちら
■前年度の成果報告会についてはこちら
■本事業についてのお問い合せ先
・富山県
TEL: 076-444-3247
メール: achiikisangyoshinko@pref.toyama.lg.jp
・株式会社サーキュレーション 担当:鶴見(つるみ)
メール:alliance@circu.co.jp
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3丁目21−5 サーキュレーションビルForPro
電話:03-6256-0467
※問い合わせの際は「富山県の伝統工芸ミライ創造事業の件」とお伝えください。
プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。
【企業概要】
会社名 株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者 代表取締役社長 福田 悠
設立 2014年1月6日
所在地 東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
24,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は5,022社/17,972プロジェクトを数えます。(2024年4月末時点)
【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp