サーキュレーションが関東地方、東海地方に続き東北地方全県の金融機関と提携 〜東北地方の人手不足を、外部のプロ人材活用で改善へ〜

17,000名以上のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション（所在地：東京都渋谷区、代表取締役社長：久保田雅俊、以下サーキュレーション）は、関東地方、東海地方に続き東北地方の全6県にて、各県に本社を置く地銀との提携を締結しました。これにより、「プロシェアリング」を東北全県に届ける体制を構築し、東北地方の企業の経営課題解決を促進してまいります。

■人材への需要が高まる東北地方
全国的にも人口減少や少子高齢化は進んでいますが、その中でも、東北地方では人口減少や少子高齢化が進んでいます。また、首都圏への人口流出が続くなど構造的な問題を抱えており、東北経済産業局の調査（2019）（※1）では、2018年から2040年までに、生産年齢人口は170万人減少すると言われています。2018年度の東北地域の人口流入はマイナス2万9千人、東北域外への転出が約7割を占めており、労働力不足や消費の縮小が地域経済に影響を及ぼすことが懸念されています。

東北地方の雇用について、2021年4~6月の最新の調査（※2）によると、前期調査に比べ「過剰」とした企業が減少し、「適正」「不足」とした企業が増加しています。従来からの若年層や有資格者の不足に加え、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響を受けて新領域への進出や業務改善など、様々な施策を検討する企業も増えており、ここからどのように生産性を高め、企業成長を実現するかが重要なフェーズになっています。

※1：令和元年版東北経済のポイント｜経済産業省　東北経済産業局
※2：2021年4-6月期東北地域経済産業調査結果｜経済産業省　東北経済産業局

■東北支社での稼働プロジェクト数はコロナ感染拡大下で毎年平均180%成長
こうした東北地方の現状に対して、行政や市政による外部人材活用促進の取り組みが進んでいます。2021年に東北経済産業局は、中小企業における人材面での課題解決を支援するため、副業・兼業等を含む多様な人材の活用や確保、定着に至るまでサポートする事業を実施し、プロ人材活用セミナーなど東北全県において企業向けのセミナーを実施しました。

サーキュレーションも2018年より3年間連続で仙台市より「外部人材による中小企業の経営革新支援事業」の受託や、2019年に東北支社を設立するなど、東北全県におけるプロ人材を活用した新規事業の創出や生産性向上などに取り組んでまいりました。

今回、東北各県に本社を置く銀行との提携が全域で実現したことで、今後より各地域に密接した形での課題解決が可能となります。
また、今後金融機関の行員を対象とした企業の課題抽出〜プロジェクトフォローのノウハウをインプットする取り組みも強化していく予定です。

■東北支社長 横谷 尚祈 コメント
私は東北で生まれ育ち、このエリアの良いところを守っていきながら、企業や働く人に選択肢がある地域にしていきたいと思っています。

ただ自分の生まれ育った場所というだけではありません。日本という視点で見た時に必ず問題になる労働問題の解決策が、地方創生だと思っています。今は東京で働いている地元の友人たちもいますが、帰りたくても首都圏での選択肢の多い労働環境からは離れがたいという声も聞きます。人が暮らすためには働く場所や、経済の大きさが必要です。
もう一度東北に戻りたいと願っている人たちを受け入れられるような経済基盤を作りたいという想いで東北支社を立ち上げ、地域の皆様に支えられながら、この2年間泥臭く活動してまいりました。

ここからさらに東北地方を盛り上げるためには、地元に根ざしている金融機関様、企業様と共に成長していくことが必要です。「採用ではなく業務委託なら東北で働きたい」と言うプロ人材は数多くいます。域内だけで解決することが難しい課題も、必要な経験・知見を持つプロ人材と一丸となって取り組み、課題解決を行い、地域経済の発展に寄与していきたいと思います。

今回、東北全県での地銀様との提携が実現したことで、経営者様のお悩みや思いに日頃から向き合っている行員様と、より多くの企業様へサービスをお届けできるよう、引き続き邁進していきます。

■東北エリアでのプロ人材活用事例
＜プロ人材5名を活用、老舗企業の物流DXへの挑戦＞
株式会社丸山運送・従業員297名（仙台市、1960年代設立）

＜実現したいビジョン＞
・コロナ感染拡大下の業界の変化の波を生き抜くため、各事業／新規事業の強化が必要。
・事業承継を見据えて、総合物流業として既存の事業のデジタル化、多角化経営を行いたい。
・そのためにデジタルの力を借りて、新たな高付加価値のビジネスモデルを作りたい

＜課題＞
・新規事業の立ち上げ経験のある人材や、アイデアが社内で不足していた
・顧客別の売上のデータ管理や、荷主のニーズを把握するためのデータが不足していた

＜ご支援したプロ人材＞
①新規事業立ち上げのプロ（30代）…東京大学法学部在学中から個人事業主として活動。
卒業後はSAPジャパン（独）、オートノミー（英）、ヒューレットパッカード（米）で営業を経験し、株式会社バルクホールディングス取締役(2018年国内最年少上場企業役員)に就任。関連事業会社6社のグループCTOを経て、2社創業。代表取締役として、経営コンサルティングやアプリケーションの脆弱性診断事業などを行う。

②サプライチェーンのプロ（計3名）…大手各社の物流戦略についてヒアリング

③営業組織構築のプロ（30代）…アクセンチュアの経営コンサルタントとして、大手メディア・人材企業に対し、MAツール導入、営業・マーケティング部門の業務改革等、多数のPJTを推進。その後、ベンチャー企業の取締役として、営業組織強化、マーケ・IS部門の立上げをリードし、MRR昨対比400%の成長/リード獲得数昨対比2000%を達成。
現在は独立し、複数社の営業DX並びにマーケティング支援を行っている。

＜期間・頻度＞
12ヶ月間・月4回

＜成果＞
・各社の物流戦略を踏まえた新規事業（コンサルティング事業）の組織構築
・新規事業ローンチ2ヶ月目での収益化
・​​営業組織の再構築/営業管理ツール（SFA）を導入し、顧客管理の仕組みを整備

プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。

【企業概要】
会社名 　株式会社サーキュレーション
公式HP　http://circu.co.jp/
代表者 　代表取締役社長 久保田 雅俊
設立 　　2014年1月6日
所在地　 東京都渋⾕区神宮前3-21-5　サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
17,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は 3,052社／8,631プロジェクトを数えます。(2021年7月末時点）

【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報／植田・竹内
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp