「未経験からITコンサルタントになるには具体的にどんなロードマップを歩めばいいの?」
「ITコンサルタントになるために本当に必要なスキルって何?」
未経験からITコンサルタントを目指している方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、未経験からITコンサルタントになるためのロードマップをご紹介します。必要なスキルから転職を成功させるための戦略、フリーランスとして独立する方法まで解説します。ご自身のキャリアチェンジの参考にしてみてください。
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ITコンサルタントを目指す上で職種・仕事内容を正しく理解しよう

ITコンサルタントは、企業のIT戦略の立案から実行までを支援し、ビジネス課題を解決に導く専門職です。さまざまな専門領域に分かれており、それぞれ異なる役割と専門性が求められます。まずは以下の主要な職種について理解を深め、自分の興味や強みに合った分野を見つけましょう。
ITコンサルタントの主要な職種は、以下のとおりです。
- SAPコンサルタント(企業向けERPソフトウェアSAPの導入・運用を支援)
- ERPコンサルタント(統合基幹業務システムの導入・最適化を担当)
- SCMコンサルタント(サプライチェーン管理システムの構築・改善を手がける)
- CRMコンサルタント(顧客関係管理システムの導入・活用を支援)
- PMOコンサルタント(PMOの支援やプロジェクト推進を担当)
一般的なシステムエンジニアが個別の開発や要件定義を担うのに対し、ITコンサルタントはより上流工程でユーザー視点から経営課題の解決策を設計する点が大きな違いです。
未経験からITコンサルタントになるには?ロードマップを解説

未経験からITコンサルタントを目指すには、段階を踏んで準備を進めるのがおすすめです。
この章では、ITコンサルタントとしてのキャリアを築くためのロードマップを解説します。
- ITコンサルを目指す上での自己分析と目標設定を行う
- 職歴に応じてITコンサルとして不足するスキル・知識を習得する
- スキル・知識をもとに実績にできるプロジェクト経験を積む
- 実績をもとに転職・副業・独立などでITコンサルの仕事を獲得する
- 稼働しながら継続的に学習してさらなるキャリアアップを目指す
1.ITコンサルを目指す上での自己分析と目標設定を行う
まずはこれまでのキャリアで得た経験やスキルを棚卸しし、自分の強み・価値観を明確にしましょう。
棚卸しする内容の具体例は以下のとおりです。
- 前職での業務内容
- 使用していたITツールや言語
- 成果や実績
これらをリスト化すると、ITコンサルタントとしてのアピールポイントが見えてきます。未経験の場合でも「なぜITコンサルタントになりたいのか」「どんな分野で活躍したいのか」を整理しましょう。短期・中期・長期の目標設定が重要です。
具体的には、AWS認定資格の取得や特定業界の知識習得など、技術スキルとビジネス知識の両方の目標を立てると効果的です。自己分析で明確になった志望動機やキャリアプランは、面接でも説得力のある話として活用できます。
2.職歴に応じてITコンサルとして不足するスキル・知識を習得する
ITコンサルタントへのキャリアチェンジは主に2つのパターンに分かれ、それぞれ補強すべきスキルが異なります。
ITエンジニア・SEからの転身の場合は、技術的な専門性は既に持っているため、上流工程での顧客との折衝経験やコンサルティングスキルの習得が重要です。業界動向や業務知識を学び、提案力の向上に重点を置きましょう。
事業会社の企画・業務改善担当者からの転身の場合は、ビジネス視点での課題発見・解決能力は既に備わっているため、IT領域の専門知識とコンサルティングスキルの習得が必要です。
プログラミング言語やクラウドの基礎を独学やセミナーで学び、技術的な裏付けを持った提案ができるよう準備しましょう。どちらの場合も、ITパスポートや基本情報技術者試験の学習を通じてITの全体像を把握し、クラウドやネットワークの基礎知識を習得するのがおすすめです。
3.スキル・知識をもとに実績にできるプロジェクト経験を積む
未経験者は、まずPMOやIT開発プロジェクトに参画し、プロジェクト管理や要件定義などの経験を積むのがおすすめです。ITエンジニアからITコンサルを目指す方にとって、このような案件マネジメントの経験は特に価値が高く評価されます。実際に関わった開発内容や提案した改善策は、履歴書に書ける実績となるのです。
コンサルに必要な課題発見、提案、改善のプロセスも自然と身につきます。資料作成や簡易な提案など、小さなタスクから積極的に担当し、実績を増やしましょう。
簡単なアプリ開発やWebサイト制作なども立派な実績となります。自分が関わったプロジェクトで「どんな成果を出したか」「どんな課題を解決したか」を具体的にまとめておくのが大切です。
4.実績をもとに転職・副業・独立などでITコンサルの仕事を獲得する
一定の実績を積んだ後のキャリアパスには複数の選択肢があります。未経験者はポテンシャル採用枠のある企業やITコンサル企業、システム開発企業への応募を検討しましょう。
ITエンジニアやIT営業などの経験がある方は、そのバックグラウンドを活かせる企業を狙うのも効果的です。応募書類では関与したプロジェクト内容と達成成果を具体的に記載しましょう。「ITコンサルタントとして何ができるか」を明確に示すのが重要です。
志望動機やキャリアプランはあらかじめ言語化しておき、面接で説明できるよう準備しましょう。転職先としては、大手コンサルティングファームやSIerの他、一般企業の情報システム部門や経営企画部門などがあります。フリーランスとしての独立も選択肢に入ります。
社員経験を積みながらPMOなどの案件を副業で経験するなど、着実に準備を進めるようにしましょう。
5.稼働しながら継続的に学習してさらなるキャリアアップを目指す
ITコンサルタントになった後も継続的な学習が大切です。技術トレンドや業界動向は日々変化するため、最新情報をキャッチアップする姿勢が欠かせません。
具体的には、勉強会やセミナーに定期的に参加して知識を更新するのが重要です。資格の更新や業界イベントでの発表・議論などを習慣にし、学びを実務に活かすと、クライアントや上司からの信頼を築けます。
また、DX推進やクラウド、AIといった分野の最新動向を常にキャッチアップしましょう。顧客のニーズを予測する能力を磨き続けると、さらなる昇進やキャリアチェンジの可能性が広がります。
出身大学(文系)・職歴に関係なくITコンサルタントになれるのか?

出身大学や文系・理系に関わらず、ITコンサルタントへの転身は可能です。多くのコンサルティングファームには理系・文系を問わず、さまざまな経歴の人材が活躍しており、論理的思考力は文系経験でも十分に磨けます。
ただし、完全未経験からITコンサルタントへの転身は困難な道です。現実的なアプローチとしては、まずIT業界に就職して実務経験を積んだ後、ITコンサルティング企業への転職を目指すというロードマップが一般的です。
エンジニアや事業会社の企画・業務改善担当者などの関連業種での経験を積むと、ITコンサルタントへの転身がより現実的になります。重要なのは、全体的な流れを理解し、必要なスキル習得と経験を積むための具体的な行動です。
柔軟性や学習意欲を示すと、学部や前職に関わらず高く評価される可能性が十分にあります。
ITコンサルタントになるために求められる重要スキル

ITコンサルタントとして成功するためには、技術的な知識だけでなく、幅広いビジネススキルが求められます。
この章では、特に重要とされるスキルについて詳しく解説します。
IT業界とクライアントの属する業界の知識
ITインフラやシステムアーキテクチャの理解など、ITの知識は必須です。AWS、GCP、Azureといったクラウドサービスの特徴や既存システムとの連携パターンの把握が重要です。
実務とともに積み上げた知見とコンサルティングができるレベルの専門性は、クライアントからの信頼獲得につながります。提案先企業の業界特有の動向や業務プロセスを理解すると、より現実的で効果的なソリューションを設計可能です。
例えば、金融業界向けなら金融規制や業務フローの知識、製造業向けなら生産管理や物流の知識があると大きな強みとなります。クライアントの課題を的確に解決するために、業界の知識を随時キャッチアップしましょう。
論理的思考力(ロジカルシンキング)
論理的思考力は、ITコンサルタントにとって基礎となる重要なスキルです。具体的には、クライアントの漠然とした課題を整理し、その根本原因を特定する際に「なぜその原因に至ったのか」「どのような仮説が考えられるか」を順序立てて考える能力が求められます。
提案の際にも、その解決策がなぜクライアントにとって最適なのかを論理的に説明する力が不可欠です。コンサルティングの基本は、複雑な問題の構造的な分析であり、この能力は文系・理系を問わず磨けます。
仮説を立てて検証する力がコンサル現場で重宝されており、膨大な情報から問題の本質を突き詰め、クライアントにわかりやすく説明する能力が成功を左右します。情報を整理し、顧客にとって最適な解決策を導き出すために、この能力は不可欠です。
課題発見・解決能力
課題発見・解決能力はITコンサルタントの核となる能力です。具体的には、クライアントから提示された課題だけでなく、その背景にある真の課題を見つけ出す力が重要です。例えば、売上が下がったという表面的な課題の背景に、顧客満足度の低下という真の課題が隠れている場合があります。
複数の解決策を検討し、その中から最適なものを提案する能力が求められます。クライアントの潜在的な課題を正確に洗い出し、最適な解決策を提案できる力は、顧客の期待を超える価値を提供するために不可欠です。
ヒアリングやデータ分析を通じて問題点を明らかにし、システム導入や業務フロー改善で課題解決に導くプロセス全体を管理する能力が重要です。例えば、売上向上や新規顧客獲得の施策を考案し、実行まで見据えた提案ができると顧客の信頼を得やすくなります。
クライアントの抱える本質的な課題を見つけ出し、それに対する具体的な解決策を立案・実行する能力は、ITコンサルタントとしての価値を決定づける重要な要素の一つです。
経営・事業運営に関する知見
ITシステムはビジネスの手段であり、導入にはコストや経営戦略との整合性が求められます。そのため、ROI(投資対効果)、予算管理、業務効率などを経営視点で判断できる知識が必要です。
クライアントのビジネスプロセスを深く理解し、業務効率化、コスト削減、リスク管理など、経営や事業運営に関する視点から提案を行うための知見が求められます。
例えば、提案するシステムが企業の中長期戦略にどう貢献するかを説明できる能力は、経営層への提案時に大きな説得力となります。そのため、財務指標の理解や市場分析、競合他社の動向把握など、幅広い経営知識を身につけましょう。
経営層と同じ視座で会話し、ITを経営戦略の一部として捉えましょう。具体的なビジネス成果につなげる提案をするために、この知見が欠かせません。
コミュニケーション力(交渉力・折衷力・提案力など)
ITコンサルタントは経営層から現場担当者まで多様なステークホルダーとの橋渡し役を担うため、高いコミュニケーション能力が必須です。
案件に参画すると、プロジェクト関係者と円滑に連携し、顧客企業やベンダーとの調整を行います。その際、社内メンバーへの指示など多くの人と対話しながらプロジェクトを進める能力が求められます。
具体的には、会議のファシリテーション力、ドキュメント作成力、プレゼンテーションスキル、わかりやすい説明力などが重要です。交渉・折衝・提案などのクライアントやチーム内での対話力は、プロジェクトを円滑に進める上で不可欠です。
特に若手は経験が浅いため、関係者との対話や資料作りに積極的に取り組み、コミュニケーション力を磨きましょう。
ITコンサルタントになるなら転職・フリーランスのどちらがいい?

ITコンサルタントとして働く方法には、企業への転職とフリーランス独立の2つの道があり、それぞれに向き不向きがあります。転職に向いている人は以下のとおりです。
- 安定した収入を重視する人
- 研修や先輩のサポートを受けながらスキルを身につけたい人
- チームでの仕事を好む人
企業勤めなら研修や先輩のサポートが受けられ、安定した収入を得ながらスキルを身につけられるメリットがあります。
一方、フリーランス独立に向いている人は以下のとおりです。
- 高い報酬を求める人
- 働く時間・場所の自由度を重視する人
- 自己管理能力が高い人
フリーランスは会社員時代に比べて報酬が高く、働く時間や場所を自由に選べるため、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
これまでの経験や目標、理想のライフスタイルに応じて、どちらのキャリアパスが最適か慎重に検討しましょう。
フリーランスのITコンサルタントになるには特別なスキル・経験が必要?

フリーランスのITコンサルタントとして案件を獲得するには、企業勤務とは異なる特別なスキルと経験が求められます。フリーランスは自ら営業して仕事を獲得する必要があり、他のITコンサルタントより優れたスキルが必要です。
特に重要なスキルや経験について詳しく解説します。
企業勤めのITコンサルとして3年以上の実務経験
フリーランスのITコンサル案件では、一般的に企業勤務のITコンサルタントとして3年以上の実務経験が求められます。
クライアントは即戦力を期待しており、プロジェクトを独力で推進できる実績と信頼性が不可欠のためです。企業での実務経験を通じて、プロジェクト管理、要件定義、システム設計、クライアント対応などの一連のスキルを身に付けましょう。
また、さまざまな業界・規模のプロジェクトに参画した経験があると、フリーランス案件獲得時の大きなアピールポイントになります。
3年以上の実務経験があると、クライアントからの信頼を得やすくなり、高単価案件も獲得しやすくなるでしょう。
ITコンサルタントの中でも強みとなる特化領域
ITコンサルタントとして案件を獲得するには、特定の分野でのスキルを身に付けましょう。
技術分野での特化領域としては、以下のような例があげられます。
- SAP導入・運用支援
- DX推進支援
- PM/PMO支援
- クラウド移行支援
また、業界特化の例としては、以下のような分野が挙げられます。
- 金融系システム
- 人材系システム
- 製造業のDX推進
- 小売業のデジタル化
このような特定分野での豊富なプロジェクト経験があると、クライアントから選ばれやすくなります。自分のスキルを定期的に棚卸しして、どの分野でより深い専門性を身につけるかを戦略的に考え、他のコンサルタントとの差別化を図りましょう。
営業方法から契約締結まで案件獲得する上での知識
フリーランスは技術力だけでなく、営業力も必要です。クライアントへの提案を通じて案件を獲得する知識は、フリーランスとして活動する上で欠かせないスキルです。
案件を獲得するためには、人脈を活用する方法やエージェントを利用する方法があります。クライアントの課題に寄り添った提案は、案件獲得だけでなく、その後のリピートや紹介にもつながります。
契約書の作成や条件交渉、プロジェクトスコープの明確化など、クライアントと継続的に取引するための知識も必要です。自分の強みや実績を効果的にアピールする資料作成スキルや、面談での説明力も重要な営業スキルです。
経理(請求)・税金・確定申告などお金まわりの知識
フリーランスとして独立後は、経理や税務申告など事務作業も自分で行う必要があります。請求書の作成・発行、入金確認、経費管理などの経理業務は、フリーランスにとって必須のスキルです。
確定申告の手続きや、所得税・住民税・事業税などの税金に関する基本的な知識も身に付けておく必要があります。青色申告の活用や経費計上のルール、源泉徴収税の処理など、節税対策についても理解しておくと便利です。
これらの知識が不足していると、せっかく稼いだ収入を適切に管理できず、税務上のトラブルに発展する可能性もあります。会計ソフトの使い方や税理士との連携方法なども、事前に調べておくと独立後の業務がスムーズに進みます。
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ITコンサルタントになるためには、常に変化するIT業界の動向をキャッチアップし、自身の専門領域の知見を深める努力の継続が不可欠です。
まずは、ITコンサルを目指す上での自己分析と目標設定を行い、職歴に応じた不足スキル・知識の習得が大事です。
その後、スキル・知識をもとに実績にできるプロジェクト経験を積みましょう。実績をもとに転職・副業・独立などでITコンサルの仕事を獲得し、稼働しながら継続的に学習してさらなるキャリアアップを目指すという流れが効果的です。
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この記事を書いた人
サーキュレーションPM・PMO編集部
編集部は、PM・PMO向けのフリーランス案件に特化したお役立ちコンテンツを発信。高単価・リモート案件の獲得方法や成功事例、キャリアアップ・スキル向上のノウハウを提供。フリーランスとしての働き方や案件選びのポイントも解説します。