2024.03.26
プレスリリース
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プロ人材の4人中3人が「修羅場」経験あり。
プロジェクトの進め方の不一致や経営/財務事情での遅延をどう乗り越えたか、プロ人材813名にアンケート調査
〜プロジェクト開始時点の現状把握と誠実なコミュニケーションの継続が重要〜
23,000名以上のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:福田 悠、以下サーキュレーション)は、設立10周年を記念した調査企画として、登録プロ人材に対して「プロ人材実態調査と『修羅場』経験についてのアンケート」を実施し、813名から回答を受けました。
今回の調査では、プロ人材として活躍する土台となった正社員時代も含めた過去の「修羅場」経験に着目し、その内容や乗り越えた方法、現在プロ人材として心がけている習慣、信条などについてアンケートしました。
■調査結果の概要
・4人に3人が今まで修羅場を経験したことが「ある」
・最も多い修羅場は「依頼主/雇用主とのプロジェクトの進め方についての意見不一致(55.6%)」
・修羅場の原因1位は「プロジェクトの目的や条件などを適切に握れていなかった(34.7%)」
・修羅場の解決方法に王道なし。粘り強いコミュニケーションや時には法的手段も必要
・経験に頼りすぎず、信頼関係の構築や新たな分野への挑戦を継続することがプロ人材として活躍し続けるコツ
■調査結果の解説
<回答者属性>
正社員時代の会社の従業員規模は、回答者の73.6%が1,000人以上での大企業の経験があり、どの規模の企業でも20~40%程度の経験者がいました。
また、プロ人材として働いている年数としては、29.2%が独立後5年から10年と最も多く、次点に3年から5年(20.5%)が多くなっています。
過去5年間で携わったことのある職種としては、最も多かったのが「新規事業開発・事業開発(44.4%)」、次に「中期経営計画策定(41.5%)」「経営企画(33.7%)」がランクインしました。サーキュレーションの登録人材は、経営や事業責任者などの視点を持つべき職種で経験を積んでいる人が多いと言えそうです。
また、時間単価をたずねたところ、最も多かったのは40.7%の「10,000円以上」でした。2位は「5,000-10,000円以上(27.6%)」、3位は「3,000-5,000円以上(15.6%)」となります。
<修羅場経験の内容>
修羅場経験の有無については、4人に3人(74.6%)と大多数が経験したことがあるという結果になりました。内容としては、プロジェクトの進め方で意見の相違があったというケースが55.9%と最も多く、次に依頼主側の経営/財務的要因でプロジェクトが遅れたり、途中で頓挫したケースが45.1%ありました。自由回答では「前任が投げ出したプロジェクトの完遂」や「生活がままならなくなった」「クライアントの不手際による訴訟の解決を依頼された」など、具体的なケースもありました。
修羅場の発生原因については、1位は「プロジェクトの目的や条件を握れていなかった(34.7%)」、2位は「当初の要件とは別の本質的な課題が見つかった(29.1%)」3位が「情報連携がスムーズにできず遅れが生じた(25.2%)」となり、特にプロジェクト初期の合意形成や、現状把握の徹底がトラブルに繋がりやすいことが示されました。また、自由回答には「そもそも無理を承知だった」など、プロ人材が関わってきたプロジェクト自体の難易度が高く、それが現在のキャリア形成や活躍に寄与しているということも想定されます。
トラブルの乗り越え方について自由回答を募り、その結果をワードクラウドの形で頻出語を調べたところ、「プロジェクト」「コミュニケーション」「依頼」といった単語が最も使われていました。プロジェクトの基本に立ち返り、丁寧に現状を整理して相手と協議することや、誠実なコミュニケーション、粘り強く関係者を巻き込んで理解を得ることなど、プロジェクトマネジメントにおける現状把握と取り組むスタンスの重要性について言及する記述が目立ちました。
<プロとしてのこだわり>
こうした経験を経て、現在プロとして働く上でどのようなことを重要視しているかたずねたところ、「クライアント(顧客、先方、企業)」という言葉が中心になりました。クライアントに関する回答では、信頼関係を構築し、期待に応えること、約束を守ること、伝えづらいことも伝えることなどの丁寧かつ忖度のないコミュニケーションについての言及が多く見られました。一方、自身の仕事への意識では、経験に頼りすぎず、新たな挑戦や自己研鑽を積極的に続けることなど、謙虚さや向上心の高さなどを挙げる回答がありました。
■調査結果のPDFはこちら
https://circu.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/GRAPH_240227.pdf
■「プロ人材実態調査と『修羅場』経験についてのアンケート」調査概要
調査期間:2023年12月1日(金)〜12月8日(金)
調査方法:インターネット調査(Google)
調査対象:サーキュレーション登録プロ人材(23,000名以上)
有効回答数:813名
調査主体:株式会社サーキュレーション
設立10周年記念プロジェクトはこちらからもご覧いただけます:
https://circu.co.jp/10th_anniversary/
プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。
【企業概要】
会社名 株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者 代表取締役社長 福田 悠
設立 2014年1月6日
所在地 東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
23,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は4,851社/17,077プロジェクトを数えます。(2024年1月末時点)
【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp