2023.06.20
プレスリリース
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長野県茅野市がサーキュレーションのプロ人材2名をCDO補佐官/セキュリティ対策人材として活用決定
〜内閣府の自治体DX推進事業からの継続活用により外部人材活用による都市OS構築をさらに推進〜
20,000名以上のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:福田 悠、以下サーキュレーション)は、長野県茅野市が自治体DX事業推進を目的としたCDO補佐/セキュリティ対策のプロ人材2名の活用支援を開始することをお知らせします。起用されたプロ人材2名はCDO(※)補佐、セキュリティ強化の各専門分野において、自治体DX、特に都市OSの拡張に向けて活動する予定です。
(※)CDO…Chief Digital Officer(最高デジタル責任者)
■本取り組みの背景
2020年12月、政府において「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」が示されました。また、2022年6月には「デジタル社会の実現に向けた重点計画」が閣議決定され、このビジョンが目指すべきデジタル社会のビジョンとして改めて位置づけられました。
このビジョンの実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要です。自治体においても、まずは行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスの更なる向上に繋げていくことが求められています。
こうした背景から、茅野市では都市OS(データ連携基盤)の実装を目指し、2022年9月より内閣府による「令和4年度 DX地域活性化チーム派遣実証調査事業」に参加。当該事業を受託したサーキュレーションはプロジェクトマネジメントとセキュリティ対策において高度な専門性を持ち、職員と共に取り組みを推進する2名のプロ人材とのマッチングと伴走支援を行いました。
今回、実証調査事業の終了を機に、改めて今後の都市OSの拡張等を継続するため、両名との契約を更新し、プロジェクト管理を行っていたプロ人材のA氏には新たにCDO補佐として就任いただき、セキュリティ対策を推進する宮崎氏にも継続してご支援いただくことになります。
■長野県茅野市 地域DX推進課 藤澤 勇氏のコメント
昨年、デジタル田園健康特区の指定を受け、茅野市の「DX元年」を謳った当市でしたが、組織的な準備も、専門メンバーも不在の中で当初から格闘していました。
今回㈱サーキュレーションさんから、システムインテグレーターの専門家1名と、セキュリティスペシャリストの専門家1名の派遣をいただき、特にインターネット側の知見に乏しい自治体が進めていくスマートシティの取組を非常に強固に支えていただきました。
今年度は、うち1名の方にCDO補佐官として常勤でお越しいただいています。
■内閣府地方創生推進室 鈴木 綾奈氏のコメント
「DX地域活性化チーム派遣実証調査事業」は、自治体が主導する地域のDX事業に対し、異なるスキル・経験・属性を持つDX人材複数名によるチームを組成し、派遣及び支援を行うものです。今回マッチングしたDX人材の方々が、専門性を活かして派遣先の自治体で成果を出し、継続して地域のDX推進にコミットいただけるのは有難いことです。自治体における外部人材活用のモデルとして今後の活躍を期待しています。
■プロ人材 A氏のご紹介とコメント
<A氏 プロフィール>
大手事務機器メーカーにて現場エンジニアを経て社内SEや人材教育、チームマネージメントを経験。
その後独立し、大規模データセンターでのサーバ管理業務や全国規模のサーバー集約などの大型プロジェクトから中小の情シス支援までさまざまな規模の案件を経験し、企画構想の上流工程からベンダー交渉、現場へのインテグレーションまで幅広い業務を手掛ける。
また豊富な企業経験を活かし、新規事業の立ち上げやプロダクト創出、DXコンサルなどのコンサル業務にも精通する。
<A氏 コメント>
昨年度は多くのステークスホルダー及びベンダーが登場する、 複雑なプロジェクトであり、甚大な負荷の中、最後までやり遂げた茅野市職員に賛辞を送りたい。 そんな中、微力ながらベンダー交渉やシステム基本設計の考え方、成果物の品質担保に尽力し、プロジェクト推進の一助として活動した。
今後はより茅野市に寄り添い、システムの有効活用を通して、庁内、市内へとDXを広げ、より住み良い人が集まるまちを目指して尽力していきたい。
■プロ人材 宮崎 啓氏のご紹介とコメント
<宮崎氏 プロフィール>
サービス事業会社、メーカー、金融機関等で、IT企画立案、システム統合、セキュリティ強化に係る企画、設計、調達、設計・構築・運用における多くのプロジェクトを歴任し、その後、ITコンサルティング会社を起業。
100億円規模の政府機関のシステム更改、入札時の技術評価員やセキュリティ強化に係る企画、調達支援、設計・構築・運用支援及び工程管理等の大規模案件から地方中小企業のDX化推進の支援にも幅広く経験。
<宮崎氏 コメント>
今回の茅野市の事業は、最新技術を活用する先進的な取組みであったため、住民データの安全・安心な取扱いが最重要ポイントでした。そこで、組織としてのデータの取扱いや情報管理についての基準を明確にして、それを策定するという支援を行いました。短工期でしたが、職員さんの協力のもと成し遂げることができました。今後は、都市OS拡張等に向けて、関係者への情報セキュリティ意識の定着と向上のために尽力する所存です。
■長野県茅野市について
長野県茅野市は、人口約5.5万人で、デジタル田園健康特区(※1)に選定されており、在宅医療にかかわる医療関係者が、互いの業務の垣根を超え連携する仕組みを作ることで、在宅医療現場リソースの全体最適化と、患者・家族へのケアの向上を構想しています。
(※1)「デジタル田園健康特区」…国家戦略特区のうち、デジタル技術の活用によって、地域における健康、医療に関する課題の解決に重点的に取り組む複数の自治体をまとめて指定し、地域のデジタル化と規制改革を強力に推進する目的で設定されました。
現在、長野県茅野市の他に、岡山県吉備中央町、石川県加賀市が選定されています。
■内閣府による「令和4年度 DX地域活性化チーム派遣実証調査事業」について
詳細はこちら:https://circu.co.jp/news/20221026-3621/
■プロシェアリングについて
プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、プロシェアリングを通して一つの地域だけでは解決できなかった課題に取り組むことで、地域活性化をはじめとした社会課題の解決に貢献して参ります。
【企業概要】
会社名 株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者 代表取締役社長 福田 悠
設立 2014年1月6日
所在地 東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
20,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は4,445社/14,630プロジェクトを数えます。(2023年4月末時点)
【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報/竹内
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp