2022.02.24
プレスリリース
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【調査結果】コロナ禍で外部人材への相談が増えたテーマランキング 〜テーマ×年代別、40代以下と50-60代の受託しやすいテーマの違いも〜
18,000名以上のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田雅俊、以下サーキュレーション)は、プロとして企業から案件を受託して個人で働く500名(※)を対象に独立後の働き方についてのアンケート調査を実施しました。
■調査結果概要
- 新型コロナウイルス感染症拡大前(以下、コロナ前)(2018-2019)から相談が「増えた」と回答する外部人材が多くの経営課題で多数派
- 人材活用ニーズの高い業務第1位は「M&A/業務資本提携/CVC/投資」
- コロナ前(2018年-2019年)から受注率を伸ばしたテーマ×年代ランキングは40代が躍進
- 熟練度が要求されるテーマはM&A、40代以下が活躍するテーマは新規事業と業務改善
■2020-2021で経営課題解決を目的とした外部人材への相談が増加
コロナ前(2018年-2019年)(※2)から相談が「増えた」と回答する外部人材が多くの経営課題で多数派となりました。多くがコロナ禍でニーズを伸ばした一方、「減った」と回答する外部人材も。企業のニーズ自体は高まっている(※3)ことを鑑みると、何らかの原因で相談を受ける外部人材が集中したとも考えられます。
(※2)本調査では、新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認された2020年1月以前をコロナ前(2018年-2019年)、以降をコロナ禍(2020年-2021年)の各2年間の比較として調査しています。
(※3)コロナ禍で企業が求める人材要件は 「参画スピード・費用対効果・専門性」〜企業の半数がプロジェクト単位で働く人材を求めるように〜
テーマ別には中期経営計画策定/組織戦略策定、M&A/業務資本提携/CVC/投資、IPOで半数以上が「増えた」と回答し、企業で増加したニーズとの一致が見られました。
背景には企業のコロナ禍における危機意識がありそうです。EYの「2022年度CEO Outlook Survey」によると、日本企業のCEOの回答者の96%がコロナ禍において今回引き起こされたような混乱を見据えて、コストを削減し、リスクを最小化するためにサプライチェーンの見直しを実施した、あるいは実施する予定であると回答しました。また昨年はM&Aの取引総額が過去最高を記録しましたが、同調査では日本企業のCEOの55%が2022年もM&Aの機会を追求すると回答しています。(※4)
IPOについて、2021年に新規に株式を上場・公開した企業は125社と去年よりも35%ほど増加しました。このうち東証の新興企業向けのマザーズ市場は93社に上り、開設以来最多となりました。2020年からIPOを延期した企業や、コロナ禍でも新型コロナワクチンの接種開始など将来の見通しが立ったため増加したと見られています。
コロナ禍で事業環境の大きな変化に晒された企業の経営者は、こうした経営課題解決のための様々な対応策の1つとして外部人材活用も視野に入れるようになっている可能性があります。
(※4)EY「EY調査、CEOの半数以上が2022年は投資およびM&Aを拡大すると回答も、逆風は依然続く」
■様々な分野の専門性による検討・改善が必要な経営課題(IPOやM&Aなど)では外部人材が強みを活かしやすい
全世代において、コロナ前(2018年-2019年)、コロナ禍(2020年-2021年)共に「受託可能な業務」以上に「実際に受託した業務」は幅広く、多くのテーマで受注率が100%を超えました。特にコロナ以降は「IPO(9.08倍)」「M&A/業務資本提携/CVC/投資(3.18倍)」「CRM/広告運用(2.19倍)」「開発組織/プロジェクトマネジメント(1.93倍)」「業務改善/BPR(1.77倍)」「新規事業開発/事業開発(1.55倍)」の受託率が非常に高く出ました。これらの領域は様々な分野の専門性が複合的かつ期間限定的に必要なため、外部人材のニーズが高まる傾向があることが考えられます。
逆に1倍を下回る分野では、本人が専門性を有していても競争率が高いなどの理由からか、必ずしも望んだテーマで受注できるとは限らないようです。
■年代別テーマ受注率ランキング(コロナ前(2018年-2019年)とコロナ禍(2020年-2021年))
年代別に見ると、40代は特に自己申告する専門性に対して受注率が3倍近く上回るテーマが多く、市場評価に対しての自己評価は若年層ほど低くなる傾向が見られました。
■コロナ前(2018年-2019年)から受注率を伸ばしたテーマ×年代ランキング
コロナ前(2018年-2019年)に対してコロナ禍(2020年-2021年)の受注率がどのくらい伸びたか調べたところ、いずれも40代が上位を占めており、参考値ながら30代も3テーマで前年比130%伸長したテーマがありました。
■熟練度が要求されるテーマはM&A、若手が活躍するテーマは新規事業と業務改善
30-40代の外部人材の活躍の場が増える一方で、50-60代の外部人材がより活躍する分野も存在しました。
<30−40代の受注率が高いテーマ>
広報PR/コーポレートブランディング、業務改善/BPR、営業組織マネジメント/インサイドセールス/カスタマーサクセス、新規事業開発・事業開発、IPO、海外進出
<50−60代の受注率が高いテーマ>
M&A/業務資本提携/CVC/投資、新規販路開拓(人脈営業/トップダウン営業)、生産管理/工場運営/ファクトリーオートメーション/物流、経理/財務/IRなど
■調査概要
「プロ人材実態調査」
調査期間:2021年11月22日(月)〜11月24日(水)
調査方法:インターネット調査(ディーアンドエム社によるパネル調査)
調査対象:副業・フリーランス・起業で仕事を受けている20代から60代までの男女(※1)
有効回答数:500名
(※1)本調査の対象:以下の業務を副業、フリーランス、起業を始めてから1度でも受託したことがある個人
中期経営計画策定/組織戦略策定/M&A/業務資本提携/CVC/投資/IPO/新規事業開発・事業開発/人事制度設計/採用/人材育成/労務/人事規定/広報PR/コーポレートブランディング/マーケティング/ブランディング戦略立案/代理店マネジメント/CRM/広告運用/営業組織マネジメント/インサイドセールス/カスタマーサクセス/新規販路開拓(人脈営業/トップダウン営業)/海外進出/EC/開発組織/プロジェクトマネジメント/システム開発/WEB開発/インフラ/業務改善/BPR/生産管理/工場運営/ファクトリーオートメーション/物流/経理/財務/IR/経営管理(内部監査・法務・コンプライアンス)/経営企画/事業企画/その他コンサル/アドバイザリー(具体的に)
■プロシェアリングについて
サーキュレーションでは、様々な分野の専門性が複合的かつ期間限定的に必要な高度な経営課題解決が可能な、正社員での採用が難しい優秀な人材を活用したいという企業のニーズに応える「プロシェアリング」を提供しています。
プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。
お問い合わせはこちら
【企業概要】
会社名 株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者 代表取締役社長 久保田 雅俊
設立 2014年1月6日
所在地 東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
18,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は 3,241社/9,365プロジェクトを数えます。(2021年10月末時点)
【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報/竹内
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp