2019.08.29
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ビジネスパーソン600人に聞いた「働き方」に関する意識調査
<ビジネスパーソン600人に聞いた「働き方」に関する意識調査>
8割以上の管理職が「課題解決のために“プロフェッショナル人材”が必要」と回答「働き方を変えたい」と考える年収800万以上の会社員は約8割
〜その理由は「給与のアップ」よりも「自分のスキルを活かした働き方」「裁量を持って働く」ことだった〜
外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリングサービスを運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:久保田雅俊、以下サーキュレーション)は、採用に関与している部長以上の会社員・経営者300人と、年収600万円以上の会社員300人に対して働き方に関するアンケートを実施しました。
※プロフェッショナル人材とは、企業の経営者の右腕として、新たな商品・サービスの開発、その販売の開拓や、個々のサービスの生産性向上などの取組を通じて、企業の成長戦略を具現化していく人材です(内閣府 WEB サイトより)。
■調査結果 サマリー
✔ 採用に関与している部長 職 以上の約 8 割が自身の部署に「解決すべき課題がある」と回答!
✔ 採用に関与している部長職以上の 84.7% が 「課 題解決のために“プロフェッショナル人材が”必要」だと思っている!
✔ 年収 600 万円以上の 会社員 の約 2 人に 1 人が自身を“プロフェッショナル人材”だと思うと回答。
✔ “プロフェッショナル人材“の 38.0% が「実力に見合った給料を受け取っていないと思う」と回答!しかし、働き方を変えるなら「より自分の能力/資格を活かしたい」と回答した人が 42.7% も!
✔ 現在の年収と理想の年収、ギャップは最大 2,000 万円!?
■調査概要
調査名:働き方に関する調査
日時:2019-06-18~2019-06-21
性別:男女
年齢:20 代以上
地域:全国
その他:採用に関わっている部長以上の会社員・経営者/年収600 万円以上の会社員
サンプル数:600ss
■調査結果詳細
<パート1:採用に関与している部長職以上の会社員・経営者対象>
採用に関与している部長職以上の会社員・経営者に、現在所属している部署に解決すべき課題があるか聞いたところ、78.0%の人が「解決すべき課題がある」と回答しました。
また、その課題は何かという質問の答えとして、「業務改善・業務改革の推進(53.0%)」、「優秀人材の採用(50.4%)」、「人材育成・人材開発(47.9%)」が上位となりました。
さらに、抱えている課題が解決されていない理由は何かという質問に対しては、2人に1人が「人手が不足している(53.0%)」と回答し、次いで「課題解決のノウハウがない(38.0%)」、「課題解決にかけるコストが割けない(26.1%)」と続く結果となりました。
一方で、自身の部署に給与とスキルが見合っていない正社員がいるかという質問をしたところ、38.3%が「実力以上の給料を受け取っている社員が多いと思う」と回答しました。
また、課題解決ができる“プロフェッショナル人材”が必要だと思うかという質問に対しては84.7%の人が「必要だと思う」と回答しました。解決すべき課題はありながらも、解決するための人材確保に苦戦している企業が少なくないということが明らかになりました。
しかし、課題解決のための人材を採用しようと試みたことがあるかの質問に対しては「ある」と回答した人が46.3%となり、必要性は感じているものの採用活動にまでは至っていない企業もいるということが分かりました。
<パート2:年収600 万円以上の会社員対象>
続いて、年収600 万円以上の会社員を対象に調査を実施しました。「自分自身のことを専門的な技能を持つ“プロフェッショナル人材”だと思いますか。」という質問に対し、年収600 万円以上の会社員の47.4%が「そう思う」と回答しました。年収800 万円以上だと53.2%、年収1000 万円以上だと54.2%が「そう思う」と回答しました。
また、自分自身を“プロフェッショナル人材”だと思っている人のうち、38.0%が「実力に見合った給料を受け取っていないと思う」と回答。年収800 万円以上だと36.4%、年収1000万円以上だと31.9%が「実力に見合った給料を受け取っていないと思う」と回答しており、給与面の現実と理想との間でギャップがあるということが明らかになりました。現在の年収と理想の年収についても聞いたところ、そのギャップは最大2000 万円となりました。
自分自身を“プロフェッショナル人材”だと思っている人のうち、8 割(80.6%)の人が「働き方を変えたいと思ったことがある」と回答しました。年収800 万円以上でも80.8%、1000万円以上だと75.4%の約8 割の人が「働き方を変えたいと思ったことがある」と回答しました。その理由については年収800 万円以上で「より自分の能力/資格を活かしたい(51.4%)」や「自分の裁量で仕事がしたい(41.9%)」が高くなりました。
給与面でギャップを感じつつもより自分のスキルを活かした働き方を望む人が多いということが明らかになりました。
年収600 万円以上の会社員全体でも7 割(70.7%)の人が「働き方を変えたいと思ったことがある」と回答し、そのために検討したこととして「転職(46.3%)」、「副業(34.0%)」、「資格取得(21.2%)」が上位となりました。
年収800 万円以上でも70.6%、1000 万円以上では66.7%の約7 割の人が「働き方を変えたいと思ったことがある」と回答しました。そのために検討したこととして、上位の「転職」「副業」「資格取得」は変わりませんでしたが、1000 万円以上の人で「就業条件・契約形態の交渉(23.2%)」が高くなりました。
また、働くモチベーションについて聞いたところ、1位「高い給与(50.5%)」、2 位「自分の能力を活かせる(30.5%)」、3 位「自分の裁量で進められる(13.4%)」、4 位「時間/場所にとらわれない(5.6%)」となりました。
年収800 万円以上、1000 万円以上でみると、年収が高くなるほど「高い給与」の割合が低くなり、「自分の裁量で進められる」の割合が高くなりました。
最後に、自分自身が持つスキルを活かして副業できるプロジェクト・案件を紹介するサービスの利用意向について聞いたところ2 人に1 人(50.3%)が「利用したいと思う」と回答。
年収800 万円以上だと49.1%、年収1000 万円以上だと46.6%の約半数の人が「利用したいと思う」と回答しました。