2016.04.16
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【メディア掲載情報】日経電子版「NQN週末スペシャル」にて弊社の事業が掲載されました。
本日の日経電子版「NQN週末スペシャル」に弊社の事業が掲載されました。
ー 中小企業の顧問就任 高給取りも可能に ー
(本文より抜粋)
国民の4人に1人が65歳以上という高齢化社会を迎えた日本。定年後の「第二の人生」も働き続けることを選択するシニアが増え、企業も貴重な即戦力として 注目し始めた。第一線で活躍していた時に培ったノウハウや経験が企業価値を高めると、株式市場も期待する。年収が1000万円を突破する者が登場するな ど、雇用延長や再就職、起業など多様化するシニアの労働事情を追った。
自分が培った経験をもとに、一気に独立するシニアも多い。顧問として複数の中小企業などに自身の経験やノウハウを提供し、対価を得ることがその一例だ。
「業容の変化に合わせて、人材の採用から人事評価のあり方まで見直さなければならない」。30~40歳代向けの化粧品の企画とネット販売を手掛けるベン チャー企業、Waqoo(東京・世田谷)の井上裕基社長(40)は月に1回4時間程度、顧問として訪れる有賀貞一さん(68)と向かい合い経営課題につい て話し合う。
ネット通販とともに、美容関連の情報提供サイト「肌らぶ」を使った広告収入を事業の柱に育てたい井上社長に、有賀さんは「閲覧回数を重視してはいけ ない。提供する情報の質を上げてターゲットとする女性層のサイト利用を高めることが広告媒体の魅力を高めるカギになる」と説く。人材活用から経営資源の重 点配分まで、経営方針に関するアドバイスは多技に渡り、井上社長は「外部の思惑に振り回されて正しい判断ができないことがある。経営に必要な情報や経験を 多く持つ有賀さんのアドバイスが心の支えにもなる」と信頼を寄せる。
有賀さんは野村総合研究所で システム開発や営業の現場で活躍。41歳で最年少取締役に就任した後に同社を離れ、システム構築大手のCSK(現SCSK=9719)や金型製造のミスミ グループ本社(9962)の役員を経て、2年ほど前からWaqooなど数社のベンチャー企業の顧問に就いた。特定の企業に属さず顧問として渡り歩く理由と して「日々変化するベンチャー経営者の活力に接したい」ことを挙げる。
有賀さんらシニアを顧問として企業に紹介するのが、人材活用コンサルティングを手掛けるサーキュレーション(東京・千代田)だ。同社のデータベースに は、大企業出身で特定の技能や経験を持つ1万人が顧問候補として登録されている。IBMの人工知能(AI)「ワトソン」を活用し、登録者の経歴を分析。個 別の業務上の強みを洗い出す。依頼者のベンチャー企業や地方の中小企業などから課題を聞き出すと、それに対処できる適切な人材をデータベースから抽出して 顧問として紹介。契約が成立すれば、登録者には1日あたり5万円以上の顧問料が手に入る。
同社の久保田雅俊社長によると「経験豊かなシニ アの顧問としての需要は高く、年収で1000万円を超える55歳以上の人材も10人程度いる」という。「既存の事業の枠にとらわれず外部との連携で新技術 を創出する『オープンイノベーション』のためには、シニアの知見や経験が必要に応じて活用される時代が来る」(久保田氏)。
大手鉄鋼会社やコンサルティング会社などを経て顧問業で独立した竹居淳一さんは45歳の若さだ。「年金不安が台頭するなか、早めに老後も稼げる手段を手に入れておきたかった」という。
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