2015.04.27
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[メディア掲載情報]日経新聞朝刊に弊社が掲載されました。
4月27日(月)日経新聞、振興・中小企業面にて弊社が掲載されました。
(本文より抜粋)
【ベンチャーに参謀あり】
ベンチャーが大手企業の現役・OB経営者を経営陣に招く動きが広がっている。ウェブ会議システムのブイキューブが日本IBM相談役の北城恪太郎氏(71)を社外取締役に迎えたほか、オンラインダイエット指導のFiNC(東京・中央)は元メガバンク役員を副社長に起用した。大企業での豊富な経験や人脈を持つ人材を指南役とし、新市場参入などを効率的に進める狙いだ。
サーキュレーション(東京・千代田、久保田雅俊社長)によると、ベンチャーの間で大手企業の役員経験者の需要は高いという。
同社は約250社と契約し、プロジェクトごとに元大手企業役員を半年から1年、顧問として派遣している。派遣期間の終了後に、直接雇用で社外取締役などに移行した人は過去1年で25人に上るという。
ベンチャーが大手企業の経営者を迎える背景には、ベンチャーの事業領域の広がりがある。特にIT(情報技術)系は従来はなかった市場を作り、そこで確固たる存在感を築かなければならない。幅広い知見を持つ経営経験者に実務にあたってもらい、成長を加速したいとの思惑がある。
これまでもベンチャーが信用を補うために経営者を顧問や出資者などに迎えるケースは多かった。しかし、経営者として経営に参画してもらえば1人何役もの働きが期待できる。
事業立ち上げのスピードが速いIT分野では創業から数年で海外展開などに挑む例もある。成長を見越して早めに経営者を確保しておきたいとの需要も生まれやすい。一方で、機動力のあるベンチャーに魅力を感じる経営経験者も増えている。