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株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 福田 悠

私たちは「知のめぐりをよくする。」というブランドメッセージを掲げています。

現在、日本では少子高齢化による今後の労働力の減少が確実な中で、シニア世代の持続的な働き方、女性活躍推進、中小企業の事業承継、技術革新による生産性向上など、経済発展における多くの社会課題が山積しています。

また世界に目を向ければ、生まれた国や環境によって、さまざまな機会格差や不平等・不条理が生じています。
こうした状況を打開する一つの手段が、誰もが「知」に出会い、可能性を広げていくことができる仕組み創りであると私たちは考えています。

そのためには、社会に大きなインパクトをもたらす経済活動を支える企業の人材活用のあり方が変わっていくことが重要です。一人ひとりに紐づく「知」が、ひとところに留まることなくめぐっていく新しい人材活用「プロシェアリング」が当たり前になれば、世界の隅々にまで「知」が行き渡り、個人や組織、社会の課題をも解決する、そんな社会を支える仕組みを創りたい。

私たちがこのビジネスモデルを始めた2014年頃は、フリーランスや業務委託で働く個人を企業の経営課題解決プロジェクトに活用するという発想は、ほとんどの企業が持っていなかったと思います。実際に当時は「フリーランスを活用するなんて」と門前払いされるのが普通でした。

しかし、そんな中でも新しい組織と人材活用の在り方に共感いただき、何としても会社をよくしたいという全国の企業の皆様との取り組みを一つずつ積み重ねてまいりました。
2018年以降の働き方改革や、企業の人的資本活用の柔軟性、イノベーションにおける異分野・異業種による知見の循環の重要性などが注目されるようになり、こうした流れの中でプロシェアリング市場も同様に成長してきました。

2024年1月には、サーキュレーションは創業10周年を迎えます。当社には創業以来掲げてきた「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンがあります。いま目の前にある社会課題と向き合い、次の10年の社会の変化を事業活動を通して牽引していくためにも、このビジョンは改めて立ち帰るべき原点、指針となっています。

私たちは「知のめぐりをよくする。」を実現することによって、機会格差をなくし、人の可能性を最大化していける社会へ向けて、新しいマーケット創造による社会課題の解決を目指す一社として価値を創出し続けることを使命とし、持続可能な社会の実現に挑戦し続けていきます。

株式会社サーキュレーション
代表取締役社長 福田 悠