CIRCULATION TOPICSステークホルダーの皆様とのコミュニケーションの場

CEO Interview

初心を忘れず大胆に挑戦できる会社でありたい。 初心を忘れず大胆に挑戦できる会社でありたい。

2021年7月27日、東京証券取引所マザーズ市場に上場したサーキュレーション。 久保田雅俊社長が語る「プロシェアリング」の今とこれから。 2021年7月27日、東京証券取引所マザーズ市場に上場したサーキュレーション。 久保田雅俊社長が語る「プロシェアリング」の今とこれから。
代表取締役社長 久保田 雅俊

高い専門性を持つプロ人材の経験と知見を複数の企業でシェアすることであらゆる経営課題を解決する「プロシェアリング」がビジネスの軸 高い専門性を持つプロ人材の経験と知見を複数の企業でシェアすることであらゆる経営課題を解決する「プロシェアリング」がビジネスの軸

サーキュレーションは「めぐる」「循環する」という意味です。2014年の設立時に掲げた当社のビジョンである「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」、生まれた国や環境に関係なく、誰もが“知”と出会って可能性を広げられる社会にする、というビジョンを実現するため、名付けました。
当社の軸は「プロシェアリング」事業です。これは高い専門性を持つ外部のプロ人材の経験・知見を複数の企業でシェアし、あらゆる経営課題を解決する新しい人材活用モデルで、現在(20217月末)の登録者数は17,814名。日本全国の法人企業3,052社に導入実績があり、組成したプロジェクト数は8,631件を数えます。

「プロシェアリング」は、ビジョンの実現を目指す過程で私たちが生み出した呼び名です。初めて聞くと理解しにくいビジネスモデルですが、近いものとしては「フリーランス」をイメージしてもらうと良いと思います。例えば米国ではフリーランス人口が全労働人口の35%に達しており、そのうちの7%をインディぺンデントコントラクター(ホワイトカラーのなかでも特に専門性の高い個人事業主)が占めています。要は「ホワイトカラーのフリーランス」です。これは正社員でも派遣スタッフでもないプロフェッショナルとして活躍できる市場が確立していることを示しており、これからの10年で米国のフリーランス人口は全体の50%を超えると言われています。

日本はまだそこまでの規模ではありませんが、この10年で働き方は大きく変化しました。また、コロナ禍でフリーランスや兼業・副業/複業といったパラレルワークに対する社会的な理解・認知度が高まったことや、個人の働く価値観の変化により、今後、「プロシェアリング」のニーズも段階的に高まると推測されます。そのなかで日本全国の法人企業様に向けてプロシェアリングの仕組みとメリットを発信する。それは、リーディングカンパニーである私たちの責務と考えています。併せて、株主や投資家の皆様に市場のポテンシャルの高さをお伝えしていきたいと思います。

代表取締役社長 久保田 雅俊

リカーリング型ビジネスモデルの仕組み化をはじめ、前々期の様々なチャレンジが結実 リカーリング型ビジネスモデルの仕組み化をはじめ、前々期の様々なチャレンジが結実

代表取締役社長 久保田 雅俊

前々期、私たちは生産性の担保による利益体質への転換を目指してリカーリング型ビジネスモデルの仕組み化とナーチャリング(顧客の育成)に着手しました。また、データマネジメント、システム開発への投資を積極的におこない、テレビ、タクシーを中心とする広告戦略を本格的に開始しました。

特に注力したのはリカーリング型ビジネスモデルの仕組み化です。私たちのリカーリングは(1)インサイドセールスによる初期課題の明確化(2)コンサルタントによるプロジェクトの組成(3)外部プロ人材のアサイン(4)カスタマーサクセス(顧客を成功に導くための活動)というプロセスです。それは、常に変化する経営課題を解決するために、また、新たなサービスや価値を創出するためのビジネスモデルと言い換えることができます。

そして前期20217月期は、これらのチャレンジが結実した1年でした。それを裏付けているのは、96%というプロジェクトの継続稼働率の高さです。タイムリーで費用対効果の高いプロシェアリングのニーズが高まるなか、持続型の成長投資を可能とするリカーリング型ビジネスモデルを確立できたという手応えを感じています。

中小企業と大企業、それぞれのニーズに基づいてプロシェアリングのマーケットを拡大 中小企業と大企業、それぞれのニーズに基づいてプロシェアリングのマーケットを拡大

20227月期ではまず、20218月に複数にわたる副業/フリーランスとの契約をオンラインで一元管理できる新サービス「PROBASE(プロベース)」の提供を開始しました。開始して間もないですが、すでに多数のお客様にご利用いただいております。今後は3年後の導入企業数6,000社を目標に、社外人材との契約締結、データベース検索、エンゲージメント領域への機能拡張を通じて、より効果的な社外人材の活用をサポートしていきます。この「PROBASE」は上場後3週間程度でリリースをお知らせすることができました。新たなフェーズへ向けて大きな一歩を踏み出すことができたと実感しています。

今後の成長戦略としては、「日本で最もプロが活躍するプロジェクトをつくる」ことを目標に、プロシェアリングとそれに付随するサービスを中小企業と大企業、それぞれに最適化して展開していきます。
中小企業の半数以上が後継者不足という問題を抱えています。その社会課題に対して私たちは、プロ人材を活用した事業承継を推進。また、継ぐ価値のある事業の創出、安心して運用できる制度・組織の構築という形で経営者を支援しています。

例えばDX・ITを駆使した新規プロジェクトのスタート、eコマースの開始を見据えたマーケティング、事業承継問題の解決、M&Aなど、必要な局面に応じて、課題解決できる経験・知見を持つプロ人材をアサインすることが可能です。中小企業に「知の循環」をすることによって経営課題解決、そして企業成長を実現し、地域経済を活性化したい。そんな想いを常々抱きながら、企業様、プロ人材の皆さんと接しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で経営が悪化し、苦しんでいらっしゃる経営者様は多いと思います。今までのやり方では状況が改善されず、「今こそ変わらなければならない」という危機感をお持ちなら私たちを頼ってほしい。外部の「知」に触れることで会社をともに変革しましょう、そうお伝えしたいですね。

大企業に対しては、1社で複数のプロ人材を活用していただくアドオン戦略をさらに推し進めていきます。6名程度のプロジェクトチームに対して2名のプロ人材を登用していただくことからスタート。そして、プロジェクトの規模拡大や新規プロジェクトのスタートなど、お客様のニーズに合わせてプロ人材を5名、10名と増やしていく。実際すでに延べ50名を超えるプロジェクトでプロ人材を活用していただいている企業もあります。
大企業がプロシェアリングを導入する最大のメリットは、あらゆる意味でフェアなプロジェクトチームを組成できることです。例えばジョブ型雇用の導入に伴う人事制度の改定をおこなう場合は、人事部長などのポジションで、そのプロセスを経験しているプロ人材をマネージャーとするチーム編成を提案します。社内で適任者を探すことを否定するわけではありませんが、マネジメントのポジションにプロ人材を使うということは選択肢のひとつであり、日本を成長させるポイントだと考えています。
国内トップクラスの企業のなかにはオープンイノベーションで成長した会社も多いですが、私たちは「知」のイノベーションによって企業の課題を解決します。製品開発や技術開発、新進ベンチャーへの投資と比較するとミニマムなスキームで導入できることも、このビジネスモデルの強みのひとつです。

代表取締役社長 久保田 雅俊

株式上場を実現した今こそ初心に返り すべての社員が大胆に挑戦できる環境をつくる 株式上場を実現した今こそ初心に返り すべての社員が大胆に挑戦できる環境をつくる

20216月、東京証券取引所よりマザーズ市場への新規上場の承認をいただきました。
コロナ禍ということもあり、上場の準備は細心の注意を払って進めてきました。特に株主の皆様、投資家の方々をはじめとするステークホルダーに、会社と私の何を最初にお伝えするかという点については時間をかけて思慮し、最終的には上場日に合わせて、私のこれまでと想いを綴ったnoteを公開させていただくことにしました。起業に至るまでの経緯も記していますのでご一読いただけると幸いです。

もちろん、私たちにとって上場はひとつの通過点であって、目標ではありません。上場を実現したからこそ、初心に返って積極的に攻めていこうと考えています。私自身、設立から7年半で上場できたのは、多くの人と出会い、そこで学んだことを生かして決断できたからだと思っています。すべての社員が相手の立場で物事を考えて対話できる関係と、自ら決断して大胆に挑戦できる環境をつくっていくことを今、強く意識しています。

今後もお客様、プロ人材とともに発展できるテーマに挑み、専門性を高めていきますので、株主の皆様には末永くご支援を賜りますようお願い申し上げます。

Sustainability

サーキュレーションのサステナビリティ サーキュレーションのサステナビリティ

サーキュレーションでは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点を踏まえ、中長期的な企業価値向上を目指した「サステナビリティ経営」を進めています。 サーキュレーションでは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の視点を踏まえ、中長期的な企業価値向上を目指した「サステナビリティ経営」を進めています。
ソーシャルデベロップメント推進プロジェクト 信澤みなみ

サステナビリティ委員会

取締役会の諮問機関のひとつとして設置し、サステナビリティに関する議題の着実な進捗とコミットメントを促す体制を構築しています。委員長に社外取締役、その他外部有識者を招き、対話することで、経営を監督する取締役会の機能を強化し、取締役会そのもののサステナビリティを確保することも目指しています。

マテリアリティ(重要課題)に対する指標及び中長期目標 マテリアリティ(重要課題)に対する指標及び中長期目標

今後当社としての長期ビジョン及び中長期経営計画を確実な成長戦略とするために、自社及びステークホルダーにとっての重要課題を特定しました。各事業領域における課題や機会を踏まえ、事業をストレッチさせる指標及び目標を設計しています。

Circuizm

For Professional, Be Professional For Professional, Be Professional

プロのためにプロになる

サーキュレーションでは、ビジョン実現のため、CIRCUIZMと名付けた6つの行動指針を体現することを目指しています。

感動する仕事を創る Positive Working

プロフェッショナルとは、最高の結果を残す人。最高の結果とは、期待値を超え、社会にインパクトを与えること。それが、「感動する仕事」になる。感動する仕事を創り出すため、常に前向きに捉え、最高の結果を出し続けること。

開拓者精神 Market Opener

プロフェッショナルとは、高い精神力を持つ人。高い精神力を維持し、常に行動し続けることで「開拓者」となること。課題を好み、市場を切り開く不屈の精神を持つこと。

変化を楽しむ Rewrite is Delight

プロフェッショナルとは、変革に挑む人。日々の変化を積み重ね、成長を遂げていく。それが自分にとっても、組織にとっても、着実な一歩となる。変化し続ける環境の中で、変化していく自分に夢中になり、楽しんでいる。

驕り、甘さ、他責なし No pain No gain

プロフェッショナルとは、常に自らを律し、奢らない人。プロフェッショナルとは、常に現状に満足せず、自分を甘やかさない人。プロフェッショナルとは、常に当事者意識を強く持ち、他責にしない人。どんなときも驕らず、自らを甘やかさず、他責にしないこと。

知の探究 Knowledge Dive

プロフェッショナルとは、アウトプットするためのインプットを欠かさず、圧倒的な知識を有している人。歴史から学び、未来を考え抜くこと。物事の本質を見抜くために、知の泉へ飛び込み続けること。

信頼と尊敬 Trust and Respect

プロフェッショナルとは、互いを信頼し尊敬する関係を築く人。「組織・チームで取り組むこと」に「一人ひとりが全力を注ぐこと」で信頼が生まれる。敬意を持ち、謙虚でいる。利他の精神を持ち、与える側でいる。

社内にCIRCUIZMの浸透や組織文化を維持・向上する施策のひとつに「IZM Project(イズム プロジェクト)」と呼ばれる、各CIRCUIZMや文化創りを推進する役割のプロジェクトを運営しています。
委員長は以下のメンバーとなっています。

  • Positive Working Project委員長 石戸 美香
    Positive Working Project委員長
    石戸 美香
    2017年入社
    プロシェアリング本部
    カスタマーサクセスチーム マネジャー
  • ワクキラ Project 委員長鈴木 貴大
    ワクキラ Project 委員長
    鈴木 貴大
    2019年入社
    プロシェアリング本部 ITチーム
    マネジャー
  • 知の探究 Project 委員長 高橋 崚真
    知の探究 Project 委員長
    高橋 崚真
    2016年入社
    プロシェアリング本部 ITチーム
    リーダー
  • Branding Project 委員長 茅野 秀平
    Branding Project 委員長
    茅野 秀平
    2017年入社
    プロシェアリング本部 製造チーム
    リーダー
  • Circumate Project委員長 佐藤 里緒菜
    Circumate Project 委員長
    佐藤 里緒菜
    2017年入社
    経営管理本部 ヒューマンリソース部
    新卒チーム

次回の株主通信では、IZM Projectの委員長の座談会を通じ、ステークホルダーの皆様に、サーキュレーションの文化について詳しくお伝えできればと思います。どうぞお楽しみに。 次回の株主通信では、IZM Projectの委員長の座談会を通じ、ステークホルダーの皆様に、サーキュレーションの文化について詳しくお伝えできればと思います。どうぞお楽しみに。